「誰にもわかってもらえない」と感じる心理1
誰にもわかってもらえない。
そう思うことって、ありませんか?
誰にもわかってもらえない、と感じたとき、こころの中は、いろんな感情が渦巻いています。
怒りであったり、孤独感であったり、さみしさであったり、欲求であったりね。
その根っこは「わかってほしい」という想い、これだけなんですよね。
ですので、誰かに「わかってもらえた」だけでも、こころはすごく楽になりますし、孤独感や怒りも大幅に緩和されます。
問題は「誰に」わかってほしいのか、ということです。
誰でもいいから、というのであれば、それはカウンセラーでも友人でもいいわけです。
でも、特定の誰かにわかってほしい場合、パートナーであったり、親や子供であったり、特定の友人であったりする場合、その「だれか」がわかってあげない限り、心のどこかでくすぶり続けてしまうわけです。
で、で、私のカウンセリングや講座を受けたことがある人は、もうお分かりですよね。
一番自分をわかってあげてないのはだれか?
そう、自分自身です。
誰にもわかってもらえないと、落ち込んでいても、自分だけは自分をわかってあげられれば、怒りやさみしさが持続することはないんですよね。
そして、誰かにわかってもらえなくても、孤独感やさみしさと向き合うことができるわけです。
「なんでわかってくれないの?」
そう思ったとき、まずは自分への問いかけが必要なんです。
自分はどれくらい、自分のことをわかってあげられているのか?
どれだけさみしかったのか
どれだけつらかったのか
どれだけ怒っているのか
どれだけ絶望しているのか
どれだけ愛されたかったのか
そのすべてを、まずは自分が受け止めてあげる必要があるわけです。
そうすれば、誰かに対して、素直に「わかってほしい」と言葉で言えるかもしれません。
もちろん、どれだけ努力しても、相手に理解する、わかってあげようとする力がなければ、わかってもらうことはできません。
その場合、選択になります。
その人に理解してもらうまで努力を続けるのか。
さっさと見切りをつけて、理解してくれる人のもとへ行くのか。
「わかってほしい」という欲求と向き合うだけでも、未来への選択肢は、がらりと変わってしまうんですよね。
次回に続きます。