やるべきことは、必ずやらされる
ネットの記事で、このようなものがありました。
「親とのケンカ」「自分嫌い」青春時代の苦しみが、大人になって実は教えてくれていること。
この記事を読んで、なるほどなぁ、と感じたのは、悩むことにより、洞察力が身に着く、という点でした。
子供時代の悩みって、大人から見たらたいしたことなかったり、意味のないように感じることだったり、応えのないものだったりすることがよくありますが、大事なことは、応えを出すことではなく、考えることによって、洞察力や忍耐力、自分なりの物の見方や考え方などを養っていくことなのでしょうね。
問題行動をする大人の話なんかを見聞きしておりますと、やはり第一次、第二次反抗期になんかあったな、と感じることがよくあります。
例えば、ずっと「いい子」でい続けた人なども、その「いい子」の仮面が外せなくなって、大人になって反抗期が始まる人も良く見ます。
カウンセリングをしていますと、反抗期って、ちゃんと子供時代に経験しておかないと、大人になってから、反抗期をやらされるんだなぁ、と感じることが多々あるわけです。
また、反抗期をきちんとやらなかった人が、大人になってからその続きを始める、なんて人もよく見ました。
人って、やるべきことは、いつか必ずやらされるんだなぁ。
よくそう感じましたよ。
どれだけ逃げても、先送りしても、死ぬまでには必ず自分の課題と向き合う人やってくる。
なら早い目にやっといたほうが後が楽なわけですが、夏休みの宿題のように、8月31日にならないと、宿題に手を付けない人がたくさんいるわけでしょうね。
ま、私もですが(笑)
冒頭に戻って、青春時代に悩みがある人ほど、結果として自分と向き合う時間を持つことできます。
そこで応えは出ないかもしれない。
一生応えなんてわからないかもしれない。
でも、悩むことによって、さまざまなことを経験し、それが成長の糧となっていく。
そして、大人になって、いろいろな状況にぶつかった時に、その経験が役に立つ。
ダメな大人は、やるべきことをやってないから、ダメに見えるんでしょうねぇ。
ことわざで
若いころの苦労は買ってでもしろ
なんてのがありますが、これって早い段階で、自分の問題と取り組める能力を養うことができるわけですよね。
昔の人は、相変わらずこういったことわざや格言に、大切なメッセージを残してくれていますねぇ。
自分の思春期がちゃんと終わっているかどうか
それは、自分ではわかりにくいものです。
客観的に見てもらうことで、自分を知ることができます。
人の話を聞かない人は言わずもがな。
思春期の真っ最中、ということですね(笑)
皆さんも、周りの人に見てもらってくださいね。