独りになりたいとき
独りになりたいときって、あるものです。
たとえば、24時間ずっと誰かといなくてはいけないという状況になった時、皆さんはどれくらい耐えられるでしょう?
それが大切な相手でも、大好きな相手でも、独りになれる時間が全くないというのは、さすがに疲れますよね。
例えば、小さな子供を持つお母さんなどは、それこそ四六時中子供にかかわり続けますから、なかなか自分の時間が取れなくなってしまったりします。
そんな中で、友達や家族がいろいろと協力してくれて、わずかでも自分の時間を持つことができたら、この時間はこころの安定にはとても大切な時間になるけです。
自分の時間を惜しみなく、相手に与える。
これも一つの愛の形ですよね。
ですが、自己価値が低い人や、自分でやらなきゃ、と抱え込みやすい人、自分が嫌いな人などは、自分が与えられる愛情に限界があると思っているわけです。
実際には愛情の限界ではなく、精神力の限界かもしれませんけどね。
で、どんどん精神的に孤立していって、周りに頼る人が誰もいないと感じていき、つながりが感じられなくなり、より心が孤立してしまい、自分自身を追い込んでいく。
悪循環にはまってしまうんですよね。
抜け出す方法は、誰かの協力を得ること。
言い換えれば、ほんの少し「自分独りの時間」が持てたり、「自分のしたいことができる時間」が持てることが、重要でもあるわけです。
ときには、「何もしない時間」が必要なときもあります。
そのためにも、周りの人の協力って不可欠なんですよ。
ところが、大概カウンセリングを利用されるお母さんは、周りの協力が得られないか得にくい環境にあるわけです。
自分を助けてくれる環境
その場所に、自分をちゃんとおいてあげられるかどうか。
また周りの人が、自分が助ける環境になれるかどうか。
これが大切なのでしょうね。
独りで抱え込まず、独りでやろうとせず、みんなの力を借りる、みんなの助けを借りる。
何度も言っていることですが、独りでできることなんてたかが知れているんです。
みんなの力を合わせて、物事はうまくいく。
それは、子育てでも同じこと。
しっかりと、誰かの助けを借りてくださいね。