状況を楽しむこころを持つ
思い通りにいかないことって、よくありますよね。
そんな時、皆さんはどう考えますか?
思い通りに行かないのは、自分の運が悪いからだ。
思い通りにいかないのは、誰かのせいだ。
思い通りにいかないのは、自分が未熟だからだ。
思い通りにいかないのは、あいつが邪魔をするからだ。
などなど、自分のせいにしたり、人のせいにしたり時にはモノや時間のせいにしたりと、いろいろ考えますよね。
もちろん、そう考えるのは別にいいわけです。
思い通りにいかなかった要因を探すことで、学びがありますからね。
ただ、ここでひとつ、こんな考え方ができるかどうか。
思い通りにいかないことを、いかに楽しむか。
こう思う人って、なかなかいませんよね。
私だって無理です(笑)
ただ、この考え方ができるようになると、いろんなことが今までと違う目線で見ることができるようになります。
例えば、自分が立てた予定通りに皆が動いてくれない。
原因は、情報の伝達がうまくいっていないから。
では、情報の伝達がうまくいけば、自分が立てた予定通りに皆が動いてくれるのか?
そして、今から予定通りに動いてもらうためには、どうすればいいか?
今後のために、どのようにして情報を速やかにみんなに伝えるか、方法はあるか?
などなど、いろいろと考えるわけです。
で、この考えることこそが、自分自身の成長になっていくわけです。
そもそも、アイデアや発明は、悪い言い方をすると、自分が楽をしたい、楽しみたいから、誰かに楽になってもらいたい、楽しんでもらいたいから生まれてくるわけです。
こんなのがあればいいな
こんなことができればいいな
そのために、人は自分の中にあるいろんなアイデアを絞り出していくわけですよ。
結果として、自分だけでなくみんなが楽になったら、楽しんでもらえたら、それは発明品やヒット商品といえる代物になっていくわけですよね。
自分だけが楽になって、ほかのだれもが楽にならないアイデアは、問題ですけどね(笑)
しかし、こういった考え方は、楽ではない、不便な状況があってこそ生まれてくるものです。
だとしたら、思い通りにいかない状況は、自分が何かを生み出すチャンスともいえるわけですよね。
人間関係にしても、どうしようもない時ももちろんありますが、ある程度であれば、自分の心をより理解するチャンスとなるわけです。
思い通りにいかないことを楽しめる人の共通点。
それは、
自分の利益を考えず、人が喜ぶことを中心に考える。
おそれではなく、わくわくを選択できる。
怒りを停滞ではなく、前進する力に変えられる。
誰よりも率先して行動する。
こういった共通点が見られます。
思い通りにいかない事態になってしまったとき、ちょっとだけ思い出してみてください。
この状況を、どう楽しんでやろうか、とね。