「気づく」ことについて
カウンセリングでは、よく「気づき」についての話をします。
では、気づくことって、そんなに大切なことなのでしょうか?
答えは、すごく大切なことなんですよ。
今回は、そのことについてお話しいたします。
例えば、あなたが宿題のレポートを英語で作成したとします。
そして、提出したレポートについて「やり直し」と先生に言われて戻ってきてしまいました。
しかし、どこが間違っているのかがわからない場合、どう修正していいかわからないですよね。
なので、まず間違い箇所を探します。
間違いを見つけることができれば、レポートを書き直して再提出することができるわけです。
しかし、もし間違いを見つけることができなかったり、「自分のレポートに間違いはない!」なんて思ってしまった場合、どうなるでしょうか?
当然、レポートの間違いを見つけることをしませんから、間違いを修正することはできませんよね。
また、間違いを探すのではなく、間違っていたというその事実だけを受け入れてしまうと、レポートそのものを破棄してしまう可能性だってあるわけです。
これを心に置き換えると、
自分の間違いを認めないと、「自分は間違っていない、相手が間違っているんだ」と、自分のやり方を変えずに、相手のやり方を変えようとします。
また、間違いを見つけることなく、間違っていたことだけを受け入れてしまうと、間違いがある自分自身を嫌ってしまいます。
気づくとは、「そこを見つけ、修正することで現状を大きく変えることができる」ポイントなんです。
カウンセリングのプロセスの8割が「気づきのためのプロセス」と言われるくらい、気づくことは重要です。
そこに誤りがある
そこにミスがある
それを見つけるだけで、自分を劇的に変える可能性があるわけですからね。
気づくことの大切さを、大切にしてくださいね。