2021.3.2 感じることを忘れない
とあるマンガ読んでおりまして、こんな言葉が目に留まりました。
宝くじは、はずれがあるからこそ当たりに価値がある。
実際書かれてあったのとは少しニュアンスを変えているのですが、まあこういう感じの意味でした。
まあくじなんて、はずれの中に当たりがあって、当たるか当たらないかというドキドキ感と、当たった時の喜びなんかが楽しみだったりするわけですよ。
私なんかは非常にくじ運が悪いほうですので、あまりそういったことには手を出さないようにしています。
本当に無欲でくじを引いたら、逆に100発100中なんですけどね(笑)
欲だらけの私です(笑)
で、なんでくじの話をしたのかというと、これから人生の話になります。
人生にも当たり外れ、というか、浮き沈みがあるわけです。
良い時もあれば、悪い時もある。
上手くいくときもあれば、何をやってもうまくいかないときもある。
悪いときやうまくいかないときがあるからこそ、うまくいくときやよいときをすごく喜べるわけです。
ずっといいことしかなかったら、それが当たり前になってしまいますから、いいことがあっても喜べないわけですよね。
以前にも話をしたことがあるのですが、昔アメリカにとある大富豪がいたんです。
自分が働かなくても、重役たちが優秀だったので、毎日莫大なお金が自分の懐に入ってくる。
これだけ聞いてたら、なんて羨ましい人なんだろうと思うわけですよ。
でも、この大富豪の写真を見てみたら、顔が全く笑っていない。
それどころか、どこか不満そうな顔をしているように感じるわけです。
あまりにも恵まれすぎていて、退屈なのかもしれませんね。
人生うまくいかないときがあるからこそ、うまくっている時を素直に喜べる。
人生悪いときがあるからこそ、いい時を実感できる。
この「実感する」というのが、生きていくうえで大切なことなのかもしれませんね。
わかりやすく例えるならば、普通に塩をなめるよりも、砂糖を少しなめた後で塩をなめたほうが、より辛く感じますよね。
料理で隠し味に調味料を少量入れたりするのは、このためだったりするわけですよ。
感じることこそが、自分の人生を良くも悪くもしてしまう。
だからこそ、正しく感じる力を持つことが、重要なのかもしれませんね。
嫌なことを感じなくするのではなく、嫌なことも感じるけれど、それ以上にいいこともたくさん感じさえすれば、人生浮いても沈んでも、いい人生と感じられるようになるかもしれませんね。
感じることを、忘れないでくださいね。