2020.7.12 心理学講座 リーダーシップのエネルギーの源(リーダーシップへの道23)

何か行動しようと思うとき、当然ですが、動くためのエネルギーが必要です。

実はリーダーシップのエネルギー源は、すごくシンプルなものです。

怒り

欲求または好奇心

このどれか、なんですよね。

怒りをエネルギー源に使うと、スタートダッシュが非常に早いんですよ。

瞬発力があるわけです。

その一方で、持続力に欠けます。

愛をエネルギー源に使うと、持続力があります。

その一方で、瞬発力はないんですよね。

で、怒りにしろ愛にしろ、あるだけではダメなんです。

元々エネルギーを持っていても、きっかけがないからエネルギーを持て余す、という人もいるかもしれません。

この「きっかけ」の部分が欲求や好奇心に当たるわけです。

ただし、何事にも「過剰は禁物」。

どれだけ身体にいいものであっても、過剰に接種すると身体に良くありませんからね。

要はバランスなんです。

まず怒りがあり、欲求をきっかけにしてリーダーシップをスタートし、途中でエネルギー源を愛に変える。

こうすると、理想的なのかもしれません。

しかし、怒りが強すぎたり欲求が強すぎたりすると、パワーばかりが強くてコントロールができなくなってきます。

また、愛をエネルギー源とした場合でも、愛にも情熱的な愛だったり、穏やかな愛だったりといろんな形がありますから、どの形を選択するかによって、プロセスの進み方は変わってくるわけです。

例えば、情熱的な愛は怒りと全く同じ効果があります。

ということは、持続させる事が難しいわけです。

さらに、欲求が強すぎると、嫉妬であったり、攻撃性になったりしてしまいます。

そして、これらのエネルギーは逆流する事があります。

プロセスの進行を阻害する事もあるわけです。

怒りが強すぎれば、完全にブレーキになりますし、愛が強すぎれば、恐れが強くなったり、視野が狭くなったりします。

エネルギーは所詮エネルギーですから、使い方が難しいわけですよ。

自分にあった使い方をすること。

そうすることで、エネルギーを効率よく供給する事ができるわけです。

実は、一番効率のいいエネルギーは、愛なんですよね。

これは愛する事だけではなく、愛されている事もエネルギーになるからです。

怒りは、意外と効率が悪いわけです。

例えるなら、怒りは燃費が悪く、環境によろしくないスポーツカーで、愛はすごく燃費もいいし、環境にもいいエコカーみたいな感じですかね。

皆さんは、どちらの車(エネルギー)がお好みですか?

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