2020.6.6 心理学講座 リーダーシップって、なに?(リーダーシップへの道1)

この心理学講座を読んでいる多くの人が「リーダーシップってなに?」と思っているのかもしれません。

日常生活、特に仕事に関することなどで、この言葉はよく耳にすると思いますが、実はきちっと意味を説明しなさいと言われると、意外と説明しにくかったりします。

それはなぜか?

リーダーシップというのは、たとえるならば皆さんにとってのスマホや携帯電話のように、当たり前に存在しているもの、なんですよね。

ただ、同じリーダーシップでも、進む目的地によって、その内容ががらりと変わってしまうわけです。

例えば、「旅行に行く」という目的があったとしても、国内なのか、海外なのか、本土なのか、離島なのか、北なのか南なのかなど、行き先によって旅行の内容が変わってきますよね。

単純に「沖縄に旅行に行く」という目的であっても、沖縄本島なのか、石垣島なのか、宮古島なのか、西表島なのか、ダイビングなのか、観光なのか、釣りなのかなど、同じ飛行機を使っても、行き先の選択肢はたくさんあるわけです。

このように、リーダーシップは「目標」や「目的」があるときに、必ずそこにあるんですよ。

言い換えるならば、「目標」や「目的」を達成するために、リーダーシップが必要不可欠、といえるかもしれません。

ですので、非常に簡潔に、わかりやすくするならば

「目標を達成するために自分自身が行動すること」

となります。

また、これからしばらくの間リーダーシップについてお付き合いいただくわけですが、

リーダーシップについては、様々な研究がたくさんあるので、それこそ裾野の広いお話しになります。

ここではできるだけ皆さんの日常生活に即した形で

「コミュニケーションにおけるリーダーシップ」

「自分の人生のためのリーダーシップ」

「目標達成のためのリーダーシップ」

この3つにおいて、まとめていきたいと思います。

一般的なリーダーシップ論とはかなり異なります。

なぜなら、一般的なリーダーシップ論は「リーダーのための」リーダーシップ論であって、それはすごく特別であったり、大変なものとして意識されるものでもあります。

なので「自分には関係がない」とか「リーダーなんてやりたくないなぁ」と思う人も多いんですよね。

確かに、リーダーにもリーダーシップは必要です。

では、リーダー以外はリーダーシップは必要ないのでしょうか?

そんな事はありませんよね。

全ての人が、リーダーシップをとる事ができ、そしてリーダーシップを使う事ができるわけです。

最低でも、自分の人生のリーダーシップをとるのは、自分ですからね。

中島みゆきさん、TOKIOさんの曲「宙船」という曲にこのような歌詞があります。

「その船をこいでゆけ おまえの手で漕いでゆけ

おまえが消えて喜ぶ者に お前のオールをまかせるな」

これは私の考えるリーダーシップを強く意味していて、人生という名の船を他人任せにする事なく、自分の意志と選択で、自分の人生を進む、ということと私は感じています。

「自分」という船を、「人生」という大海原で、自分の力で「幸せ」という目的地に向かって、自分でオールを漕ぐ。もしくは、舵をとる。

リーダーシップは、自分自身の「姿勢」を意味しているのかもしれませんね。

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