2020.6.13 心理学講座 リーダーシップに「傲慢さ」はありません(リーダーシップへの道8)
リーダーシップは、自分を信じて前に進んでいく事ですが、独りよがりになる事ではありません。
正しくいえば、リーダーシップの一つともいえるわけですが、それは反面教師といえるものです。
ものには、よい面と悪い面の二面性があります。
これはリーダーシップに限らず、全ての者に当てはまります。
これは、ダイナマイトを平和のために使うか、戦争に使うかというのと同じで、使う人の心によって選択されます。
よいリーダーシップと悪いリーダーシップの最大の違い。
それは、目的の設定の仕方と、みんなのためになるかどうか、という点です。
目的の設定が平和や幸せのためであればよいリーダーシップになりますが、欲を満たすためであれば、悪いリーダーシップになります。
また、目標がみんなのためになるのかどうか、そして、目的を達成するために誰かを不幸にするかしないか、その辺りをどこまで考慮できるかが、最大の違いになるわけです。
もう一つのポイントは、どれだけ自分の心が成長できるか、です。
リーダーシップの最大のテーマは目的に到達する事ですが、それと同じくらい、自分の心を成長させる事にあります。
心が成長するためには、いい事も悪い事も自分に身に起こります。
悪い事の方が多いかもしれませんね(笑)
ただ、心が成長した分だけ、人はあなたを信頼し、ついてきます。
あなた自身がみんなの「目標」になっていくわけです。
しかし、傲慢さを持っている場合、この場合自分のためだけの欲による行動ともいいますが、このときは誰もついていこうとは思わず、ただ依存したり、媚び諂ったりする人ばかりが集まるわけです。
よいリーダーシップか悪いリーダーシップか。
それは、その人の周りにいる人を見ればわかります。
よいリーダーシップをとっている人は良い人が集まりますし、悪いリーダーシップをとっている人は、それ相応の人が集まるわけです。
あなたの周りには、良い人がどれだけいますか?
そして、悪い人はどれだけいるでしょうか?