2020.6.11 心理学講座 リーダーシップとコミットメント(リーダーシップへの道⑥)

リーダーシップの道を進みたがらない人の特徴は「選択ができない」事なんですよね。

なぜなら、「選択する」事そのものが、もうリーダーシップの入り口になるからです。

選択してしまえば、あとは行動するだけ、ですよね。

で、行動に移したくなければ(言い換えればリーダーシップをとりたくなければ)選択をしなければいいわけです。

リーダーシップの道を進む。

そのために「コミットメント」が必要になります。

このコミットメント。

簡単にいえば「腹をくくる」という意味です。

告白しようか、どうしようか。

迷っているときは、選択できていないときですよね。

でも「告白しよう」「告白するのをやめよう」、このどちらを選択しても、それは腹をくくった事になるわけです。

ここで勘違いが一つ。

一度腹をくくった事は、変えてはいけないと思ってしまいます。

例えば「告白しよう」と思っても、次の瞬間「やっぱやめておこう」と思う事だってあります。

それは、その瞬間に「選択」している事であって、別にかまわないんですよね。

今「しよう」と決めても、10秒後に「やめよう」と決める。

コミットメントは、その一瞬一瞬においてする事であって、ころころ変わっても別にいいわけです。

コミットメントの一番難しい点は「コミットメントし続ける」ことです。

1秒「しよう」と決めた事を、10秒「しよう」と選択し続ける。

それを1分に、1時間に、1日に、1ヶ月に、1年に・・・と、連続して「コミットメントし続ける」ことなんです。

そして、この「コミットメントし続ける」事自体が「リーダーシップ」そのものなんです。

それはヴィジョンという目標に向かって「進み続ける」事を選択する。

こうすることで、リーダーシップの道が出来上がってくるわけです。

山登りの途中で「もうやめよう」と思って下山してもいいわけです。

もちろん「最後まで登りきろう」と思って登り続ける事もできるわけです。

これらは自分の選択で行動が決まります。

山頂まで登りきった、ということは「登りきろう」というコミットメントを最後まで選択し続けた、その結果なわけです。

リーダーシップとヴィジョン、そしてコミットメント。

これらは、リーダーシップの道を進むにあたって、必要不可欠なものと言えるでしょうね。

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