2020.12.13 思い込みの事例
私の父は、歳のせいか、最近耳が遠くなっております。
本人いわく「右の耳が全く聞こえない」とのことでした。
で、先日帰省した時に、パソコンの音量について相談されました。
耳が遠いので、パソコンのボリュームを大きめにしてあります。
ですが、それだと家族がいるときに、みんなに迷惑がかかるということで、対策を頼まれたわけです。
で、私が用意したのはイヤホン。
まあ偶然手元にあっただけなのですが(笑)
人がいるときだけ、ボリュームをいじらずにイヤホンを使うことで、対応してもらうことにしたわけです。
ところが、ここでこんなことがありました。
父がイヤホンを右の耳に付けてみると。
「お~よく聞こえるなぁ」
というわけです。
次に、左の耳に付けてみると、何も言いません。
父が言いました。
「わし、ずっと右の耳が聞こえないと思てたけど、左の耳が聞こえへんかってんな。そりゃあ、いくら左耳で聞こうとしても聞こえへんわけや。」
父は笑って言いました。
まあ、右か左かわからなくなることはよくありますし、思い込みというのも、だれにでもあるものです。
私だって、左目がずっと乱視だと思ってたら、実は遠視でしたからね。
体験してみて、初めてわかることもある。
もしかしたら、皆さんもただそう思い込んでいるだけで、実際には全く違っていた、なんてことがあるかもしれませんね。