2010.5.18 心理学講座 カサンドラにならないためには
ネットの記事に、
発達障害があるお子さん~STAY HOME ヒント集~
https://news.yahoo.co.jp/byline/takeuchiyuno/20200506-00177145/
というのがありました。
確かに、発達障害を持つ子供は、日々のルーティンを変更することが難しかったりします。
発達障害を持つ大人も同じですけどね。
そうすると、今回のコロナによるステイホームは、いつもの日常でない分だけ、普段よりもよりストレスがかかってしまうのは想像に難くないわけです。
ましてや、その家族ともなれば、それもまたかなりの負担を覚悟しなければいけないわけです。
発達障害を持つ人との関わりは、家族であれ友人等であれ、コミュニケーションが多少特殊になりがちですからね。
通常のコミュニケーションが通じなかったり、理解できなかったりすることもあるので、やっぱ大変なわけです。
そこでカサンドラ症候群なんかにはまってしまうこともあるわけです。
カサンドラ症候群というのは、発達障害を持つパートナーとの間で、うまくコミュニケーションが取れずに、「コミュニケーションが取れないのは自分が悪いからではないだろうか」と悩んでしまい、うつ症状や自己嫌悪、自己攻撃などをしてしまい、中には病気になってしまうこともあります。
何か私に問題があるのでは?
とすぐに考えてしまう人は、このカサンドラ症候群になりやすい傾向があると私は感じますので、気をつけていただきたいわけです。
自分が悪いわけではなく、相手が悪いわけでもない。
非日常の中では、誰がいいとか悪いとかではなく、コミュニケーションがうまく撮れないことが原因だし、心にゆとりや余裕がないことが要因でもあるわけです。
制限された枠組みの中で、いかに自分をリラックス、リフレッシュさせるか。
そして、家族でいかに楽しめるかがポイントなのかなと感じます。
緊急事態宣言が39件で解除され、少しずつ日常が戻ってきていますが、それでも今年初めのような日常にはまだ程遠い状況です。
日常に戻る前に、まずこの数ヶ月乗り切った自分にご褒美をあげてみてもいいかもしれませんね。