誰かのせいだ!という人の心理
誰かのせいだ!
という人って、いっぱいいますよね。
もちろん、皆さんもそう思ったり、そういったりするときってあるでしょう。
実は、この「誰かのせい」には、大きく二つの違いがあるんです。
一つは、濡れ衣など自分の身を守る防衛としての「誰かのせい」
もう一つは、責任逃れに特化した「誰かのせい」
もちろん、この両方の意味合いを持つ「誰かのせい」もあります。
もともと、誰かのせいにするのは、防衛のためでもあり、逃避行動でもあるわけです。
例えば、濡れ衣を着せられたら当然のごとく「私ではない、○○のせいだ」となりますからね。
一方、責任から逃れたい(逃避行動)場合、例えば、本当は自分の責任なのに「俺じゃない、全部○○のせいだ」というのもありますよね。
日韓問題なんかを見ていると、自分を守りながら逃げている発言というのが、まあいっぱいあるわけですよ。
他にも、私の前の職場の社長なんかもね。
言葉としては同じ「だれかのせい」なわけですが、これだけ違いがあるというのも、面白いといいますか、奥が深いといいますか。
で、この「誰かのせい」が防衛なのか逃避なのかは、この言葉だけでは判別がつきにくいところなんです。
前後関係をよく聞いておかないと、どちらにもとられてしまうわけです。
しかも、必ずしも相手が真実や本当のことを語っているとは限らない。
なかなか判別するのが難しいところでもあります。
ですので、いろんな人の話を聞き、状況を見て、それを分析したうえで、結論を出さないといけないわけです。
軽はずみに「そうだ」と同意してもいけないし、「いや、それは逃げだろう」と決めつけてもいけないわけです。
いかに多くの情報を収集し、分析するか。
今はネットの時代ですから、やりやすくなったともいえるわけです。
誰かが言っていたら、まず話を聞くことでしょうし、自分がその立場になったら、しっかりと説明できるものや人を用意する必要があります。
早々に結論を出さずに、まずはじっくりと話を聞いていくことが、大切ですね。