相手との距離感①
天候によって、気分が左右されることって、ありますよね。
たとえば、雲一つない青空を見たときは、気分がよくなったり、雨ばかりが続いていたら、気分も沈みがちになったり。
実際に、日照時間の短い地域などは、自殺率が高い、なんて統計結果もありますからね。
この間の台風で、私のところに、2件のメッセージが届きました。
二件とも「怖い~」です(笑)
まあ、かなり大型の台風でしたからね。
その影響かどうかわかりませんが、その日は私も一睡もできず、朝を迎えてしまいました。
昔から、大きな災害が起きると、こういったメッセージが来たり、体調を崩したりすることはよくありました。
新潟の地震の時も、東日本の地震の時もありましたね。
自然災害に限らず、日常でも、人は安心感を求める傾向にあるわけです。
当たり前ですけどね。
ただ、何をもって安心すると感じるのかは、人によって違うわけです。
そばに誰かいてくれるだけで安心したり、手を握ってくれたら安心したり。
人によって、普通のことに安心感を感じたり、一般的にそれはどうだろう?ということに安心感を感じる人もいます。
例えば、突然超高級なレストランで、無料でディナーのフルコースを食べることになったら、皆さんはいつものように食事をすることができるでしょうか?
私はむりです(笑)
こころをオープンに、なんてことを、カウンセリングなどでは言うことがありますが、オープンにする前に、自分が人とのかかわりで、どのような壁を作っているのか、どこまでオープンにできるのかを知ることが大切です。
これ、よく建物にたとえたりするんですよね。
たとえば、庭にはすぐに入れてくれるんだけど、玄関から先は絶対に入れない家を心に持つ人は、見た目は非常にフレンドリーで、だれとでも仲良くなれるのですが、心の中までは絶対に見せないし、踏み込ませない人、という感じになるわけです。
今までカウンセリングをしてきた中で、こういった心の家を持つ人がいました。
・厚い城壁に守られていて、中の様子もわからないのですが、ひとたび城壁をくぐると、あとは何の障害もなく家に招き入れられる。
・門をくぐると、そこは迷路になっていて、決して玄関にたどり着けない。
・玄関の前に、低いハードルがあって、それを飛び越えたら、ちょっと高くなったハードルがあって、またさらに高くなったハードルがあって・・・最後には、とんでもなく高いハードルがある。それをすべて越えないと玄関を開けてもらえない。
・城に住んでいて、いつでも鉄砲や矢が狙っている。
・1階にはすんなり入れるけど、二回には絶対に立ち入ることができない。
・まず門や玄関に近づけない(私です(笑))たどり着いた後は、どこでも行ける。
・そこかしこにトラップが仕掛けてある。
まあまだまだ面白いのがあるのですが、これらはすべて、自分のこころを守るパターン、つまり、防衛なんですよね。
次回に続きます。