相互自立〜その思い
先日、カウンセリングで相互自立の話になりました。
このお話は、以前に心理学講座でも書いたことがあるのですが、おさらいの意味も込めて、またこのことについて書きたいと思います。
相互依存
共依存
という言葉は実際に心理学の世界ではよくつかわれています。
相互依存とは、お互いが支えあい、お互いが成長していく。
共依存とは、お互いが傷をなめあい、その場にとどまり続ける。
でも、相互自立ということは、存在していません。
でも、私はこの「相互自立」という言葉をよく使います。
一般的に自立というのは「一人で生きていく」という意味合いで使いますから、相互自立という考え方から外れているわけですが、相互自立を簡単に表現すると
与えられた愛に報いる
ということになります。
もっと簡単に言えば
あなたのおかげです、ありがとう
これが相互自立の根っこと感じます。
よくスポーツ選手が、優勝したり金メダルを取ったときに、自分を支えてくれた人や、愛を与えてくれた人に対して「〇〇さんのおかげです」なんてインタビューで答えますよね。
努力したのは自分自身だし、結果を残したのも自分自身です。
つまり、自分で結果を勝ち取ったわけですよ。
でも、自分が手にした結果に対して、支えてくれた、愛を与えてくれた誰かがいてくれたから、自分はこうして結果を残すことができた、と感じられた時、その誰かに対して
あなたのおかげです
と感じられること。
これが相互自立なんだな、と私は感じるわけです。
さて、あなたは周りの誰かと、相互自立の関係を築けていますか?