目的と結果の違い2
自分が考えたヴィジョンが、果たして本当にヴィジョンなのかどうか。
それを調べる方法は、松浦氏の言葉にあるように、友人関係を見てみればいいわけです。
なぜなら、ヴィジョンというのは、自分だけが幸せになることではなくて、自分が幸せになることで、自分とかかわりのあるみんなが幸せになる、からです。
私の周りでも、自分の夢をかなえたり、成功をした人たちはいますが、本当に成功している人、つまりヴィジョンを手に入れた人は、周りにいる人たちも、過去にかかわった人たちも、みな幸せなんですよね。
ところが、結果をヴィジョンと取り違えた人は、自分自身は幸せなのですが、人間関係において問題点が残るわけです。
人生のプロセス、という観点からみると、自分の人生に必要のない人は、どれだけ必要な人であっても、関わり合いが持てなくなることがあったり、付き合う友人の顔触れが変わることがありますが、結果的にみると、友人関係を切り離したり、清算したりする形になっていくわけです。
つまり、ヴィジョンは自分とかかわってきたたくさんの人を幸せにしますが、リザルト(結果)は、今関わっているほんの少しの人たちだけを幸せにするか、誰かを不幸にしてしまう恐れがあるわけです。
目的を果たすこと。
結果を残すこと。
どちらにも善悪はなく、勝ち負けもありません。
どちらを選んでも、結果幸せであればそれでいいとも言えます。
ただ、私個人の考え方ですが、やっぱ自分だけが幸せになるより、関わったみんなと一緒に幸せになりたいな、と思うわけですよ。
Visionは、みんなが幸せになる。
Resultは、自分だけが幸せになる。
ここまではっきりとした線引きはできないかもしれませんが、大まかに分ければ、こんな感じになるのでしょうね。
皆さんが目指しているものは、ヴィジョンでしょうか、それとも、リザルトでしょうか?
目的と結果を取り違えないように、気を付けてくださいね。