パートナーシップコミュニケーション~その11~ 

コミュニケーションで大切なことは?5
 

いよいよ今回で、この企画の最後になります。
 
 
15 ないものばかりを探さない。
 

私たちは「ないもの」をついつい探してしまいがちになります。
 

お金がない、愛されてない、力がない、等々。
 

同じように「~があれば」ともよく思いますよね。
 

運があれば、美貌があれば、愛があれば、等々。
 
しかし、ないものばかりを探してしまうと、実は大切なことを見落としてしまうんですよね。
 

それは「今あるもの」を見落とすんです。
 

もしかしたら、今あるものの中に、ないものを補えるものがあるかもしれません。
 

ないものが手に入るまでのつなぎにもなるかもしれません。
 
ないものばかりを見てしまうと、あるものを使って何ができるかは考えなくなってしまうんですよね。
 

ないものを探してしまうときは、あるものも一緒に探してみてください。
 

うまく組み合わせることができれば、「なくてもできる」「なくても何とかなる」ことだってあるかもしれませんよ。
 

 
総括 初心を大切に
 

いろんなことをつらつらと書いてきましたが、この全てができたからといって、パートナーとうまくいくかどうかは、正直なところわかりません。
 

なぜなら、人の幸せは100人いれば100通りあるからです。
 

全てがオーダーメイドなわけです。
 

パン屋さんが作る「パン」は同じものですが、その味はパン屋さんによって違いますし、当然見た目や食感も違うわけです。
 

しかし、原材料は大体が同じですよね。
 

大切なことは、初心を忘れずにいることなんですよね。
 
パートナーシップの基本は「感謝」です。
 

特別なことではなく、当たり前のことに感謝できる自分になれれば、たいていのことはうまくいくでしょう。
 

また、感謝できないならそれでもいいんですよ。
 

感謝できないことにちゃんと自覚があればいいです。
 

それは「今」感謝できないわけであって、未来永劫感謝しないかどうかは、これまたわからないんですよね。
 
それと、感謝できないときは「怒り」があります。
 
怒りはコミュニケーションの方法のひとつに過ぎませんが、コミュニケーションの邪魔をすることがたくさんありますから、怒りがあることにも自覚が必要かもしれませんね。

 
※この心理学講座は、 メルマガ「恋と仕事の心理学」 2012/12/18号に掲載されたものを、加筆修正して再掲載しております。

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