パートナーシップコミュニケーション~その10~

コミュニケーションで大切なことは?4
 
まだ続きです(笑)
いつものように肩の力を抜いて、かる~くご覧ください。
 

 
13 欲求はほどほどに

 
欲求は誰だって持っています。

 
それは人として自然なことですよね。

 
しかし、欲求を求め続けるとど売るのでしょう?

 
以前、私はこのような質問をしたことがあります。

 
「すごく働いてお金をいっぱい稼いでくれるけど、全然そばにいてくれないパートナーと、まったく働かず収入がないけど、ずっとそばにいてくれるパートナーとどちらがいいですか?」

 
なかなか選びにくい質問だと思います。

 
応えは人それぞれだと思いますが、多くの方の理想としては、「お金をいっぱい稼いでくれて、いつもそばにいてくれる人」がいいかもしれません。

 
しかし、そんな人はそう簡単には見つかりませんよね。

 
そうすると、パートナーに対して満たされない分だけ「欲求」を持つわけですし、その満たされない欲求を埋めるために、いろんなことをしようとするわけです。

 
働いてばかりでかまってくれないとかまってほしくなるでしょうし、ずっとそばにい続けてくれたら安心かもしれませんが、今度は経済的に不安になるかもしれません。

 
働けとつい言いたくなりますよね。
 
欲求は「満たされていない」心を「満たしてください」とお願いすることです。

 
しかし、なんでもそうなのですが、「過ぎる」はよくないんですよね。
 
欲求を満たし続けても、それでもまだ欲求を求め続けてしまうと、相手は満たし方がわからなくなったり、与えるものがなくなったりして、だんだんつらくなっていきます。

 
また相手にも欲求があるわけですから、そちらの欲求は満たされないままになってしまいます。
 
一方は満たし続けて、もう一方は満たされないまま。

 
これではバランスが悪いわけです。
 
自分の欲求ばかりを求めずに、たまには相手の欲求も満たしてあげることも、時には必要ですよ。
 

 
14 どんなに努力してもだめなときもある

 
どれだけ努力しても、どれだけ頑張ってもだめなときがあります。

 
高校野球で優勝できるのはたった1校だけですから、他の5千校近い学校は努力して優勝に手が届かないわけです。

 
だからといって努力が無駄だとは私は思いません。

 
目標は「優勝」であったとしても、「努力する」ことで学ぶもの、得るものはたくさんあるわけです。
 
パートナー間でも、二人でどれだけ努力してもうまく行かないことはたくさんあります。

 
その結果、お互いがあきらめてしまうことだってあるでしょう。
 
では、努力してもうまくいかないときはどうすればいいでしょう?

 
もちろんスポーツなど順位を決めるものに関しては例外ですが、努力してもうまくいかないときは第三者の力を借りるのがベターなんですよね。

 
二人の持ち合わせているやり方で答えが出ないのであれば、二人が持っていないやり方を持っている、知っている第三者のやり方を使えば、うまくいく可能性は出てくるわけです。

 
人の話を聞かない人がうまくいかないのは、自分の中の答えでは解けなくなっていて、でも自分の中の答えに固執してしまい、正しい答えにたどりつけないからなんですよね。

 
こんなときに一番力になってくれるのが「友人」です。

 
よき「友」を持つことは、よきパートナーを持つことと同じくらい、大切なことなんですよね。

 
もちろん、友人以外にも親でも兄弟でも、恩師でも先輩後輩でも、だれでもいいんですよ。

 
そこにはパートナーと同じかそれ以上の「絆」があれば、必ず二人の力になってくれます。

 
二人の幸せを心から願っている人の協力は、大きなパワーになりますよ。
 
ただ、それでもうまくいかないことだってあるかもしれません。

 
でも、「努力した」という結果は、必ず残ります。

 
それは未来の二人にとって、大きな糧になります。
 
もうだめだと思ったときは、あきらめる前に誰かに力を借りてみてくださいね。
 
気がつけば長く続いてしまいましたが、次回で最終回となります。

 
次回もお楽しみに。
 
※この心理学講座は、 メルマガ「恋と仕事の心理学」 2012/12/4号に掲載されたものを、加筆修正して再掲載しております。

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