パートナーが向き合ってくれないとき(1)
なかなかパートナーが向き合ってくれない
そういったお悩みはよく耳にします。
パートナーと向き合えないとき、向き合おうという意欲をもつことを「コミットメント」といいます。
簡単に言えば、腹をくくる、といった具合でしょうか。
コミットメントしてくれないパートナーをコミットメントさせるには、次の3つの条件のいずれか1つ以上が当てはまることが必要になってきます。
1 追い詰められること
2 すべてを失い、本当に大切なものが何か気づくこと
3 自分の問題ややるべきことに気づき、向き合う意欲を持つこと
しかし、見てわかるとおり、3番ができれば苦労はしないのですが、大体3番に行き着く前に1番や2番のプロセスをとおることが多い事実があります。
だとしたら、コミットメントできない相手をパートナーに選んだ場合、どうすればいいでしょう?
1 ひたすら待つ
2 自分から「コミットメントすることとはこういうことだ」というお手本を見せる
3 コミットメントできない人間は失わないとわからないわけだから、一度自分すら離れてあげて相手の思い通りにさせておき、本当に大切なものが何かを重い知らせてあげる。ただ、その間自分は自分自身の人生を思い通りに生きてみて、本当に相手が自分の人生にとって必要な存在かどうかもう一度確認する。
ま、どれも難しいと感じるでしょうね。
実際の話として、ずっと彼に執着していた女性が、ある日もういいや、もっと自分の人生を生きようと感じて彼を別れて新しい恋人を作ったら、前の彼が「やり直そう」といってくるという話は良く聞きます。
ただ、ほとんどの場合この段階で彼女は前の彼とよりを戻そうという気にはなれなくなっているんですよね。
この場合、前彼のコミットメントが遅すぎた、ということになります。
また、こんな話もあります。
彼から全く連絡がなくなって、それでも彼が良くてひたすら自分を成長させてきたけれども、それでも彼がいいから待つのがしんどい。
この場合、彼に変化する気持ちがないわけですから、根本的にやり方を変える必要があるわけです。
人によるので、一概に「こうやれば」というのはないのですが、実はこの彼女自身も「たとえ10年待って彼が来なかったとしても、それでも彼を信じて待つ」ことにコミットメントはできないわけですよね。
次回に続きます。