自分をどれだけ愛せますか?

自分がもし、異性なら、異性の自分を愛せるでしょうか?

もしあなたが女性なら、自分を男性だと思ってください。

そして、鏡に映った女性の自分を見て、あなたは自分を恋人に選ぶでしょうか?

もしあなたが男性なら、自分を女性だと思ってください。

そして、鏡に映った男性の自分を見て、あなたは自分を恋人に選ぶでしょうか?

もし自分を恋人に選ぶという人は、その人は同じように自分も周りのひとも愛せる人です。

人間関係も円満なことでしょう。

もし自分を恋人に選ばないという人は、なぜ恋人に選ばないのかを、リストアップしてみてください。

そのリストは、「自分が愛されていない」理由になりますよね。

自分が愛せないところは、人から愛されるとは思いませんからね。

このリストは、自分が愛されない理由をみせるだけではなく、パートナーの愛せない場所も教えてくれる時もあります。

ただ、人間の心理として、自分が愛されていないところは、パートナーから愛されたいと感じているところでもあります。

しかし、自分が愛していない分だけ、他人からの愛を受け取れないという行動になりますので、さらに「愛されていない自分」を証明することになってしまいますからね。

このリストに書かれていること、この部分を愛せるようになるためには、自分を恋人に選べるようになるためには、あなたは自分に何をしてあげればいいのでしょう?

自分を傷つけて、いじめればいいのでしょうか?

自分を惨めに扱えばいいのでしょうか?

自分を甘やかせればいいのでしょうか?

おそらく、どれも違いますよね。

自分を大切に扱う必要がありますよね。

自分を大切に扱えない人は、恋人も大切に扱えませんからね。

自分を大切に扱ってみてください。

そして、恋人も同じくらい、大切に扱ってくださいね。

ちなみに、周りを大切に扱っているのだけれど、自分を大切に扱っていない人がいたとしたら、それは「犠牲」であって、「愛」ではありません。

自分自身の中にある「愛」を、まず自分に使ってあげないと、周りに「愛」を与えることはできませんからね。

自分自身が使い方を理解していなければ、人に使い方を教えることはできませんからね。

それは家電でも、音楽でも、勉強でも、愛でも同じなんですよね。

まずは自分自身が、自分の中にある「愛」をちゃんと感じること。

言葉でいえば簡単なことほど、実際にやってみると難しいものですよね。

まあ難しいからこそ、やりがいがあるわけですが(笑)

※この心理学講座は、2005年に掲載されたコラムを、加筆修正して再掲載したものです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です