エレクトラコンプレックス
皆さんは、エレクトラコンプレックスというのをご存知でしょうか?
男性であれば、エディプスコンプレックス
女性であれば、エレクトラコンプレックスとなるわけです。
で、今回はエレクトラコンプレックスいついて、ちょこっとお話ししたいと思います。
小さいときに、女性は3つの段階を踏むんです。
パパにはついているのに、どうして私にはついていないの?
1 男の子のように振る舞えば、生えてくるんだ
2 私はお父さん属じゃなくて、お母さん属なんだ
3 私は欠陥品なんだ
これで、エレクトラコンプレックスの下地が出来上がります。
この段階で、親から愛された、という実感を持つことができれば、自己価値の高い子(自信を持った子供)になりますし、愛されたという実感をもてなかった子は、自己価値の低い子(自信のない子)になる傾向があります。
自分の自己価値がちょっと低いかも、と感じた人は、大切なことに気がついていないだけかもしれません。
自分が欲しい形で、愛情が与えられなかったから、自分は愛されていないと感じたわけですが、本当は、親から、自分が望む形以外で、たくさんの愛情を与えられているわけです。
ただ、自分の欲しい形でなかっただけ。
これは、親が精神的にまいってしまったり、余裕がなかったり、夫婦間が険悪だったりすると、子供が望む愛情の形からずれてしまう恐れがあるかもしれません。
そして、親は、子供への信頼が子供への期待に変わってしまって、言わなくてもわかるでしょ、となるのかもしれませんね。
解消策としては、基本的に腹をわって話し合う事、時間をかけてお互い言いたい事(本音)を言い合う事が必要でしょうね。
ただし、自分の本音を、自分自身が気づいていないと、なかなか本音は話せないですし、本音を話す、というのは、意外と勇気がいることでもあります。
そして、親子とも、自己価値が低い場合もありますから、この場合はどちらかが自己価値をあげていく事で、相手の価値を上げる事もできると感じます。
ポイントは、相手の気持ちを受け止め、そして、相手のハートに届く言葉を、かけ続けてあげることでしょうね。
わかってもらえた、と相手が感じられただけでも、充分な成果ですからね。
これがうまくいかないときは、相手が自分と向き合うことができないといえるでしょう。
その場合、向き合えるようになるまで、あえてこの問題に触らない、という選択もありです。
特に相手が親の場合はね。