誰に相談する?
悩みがあるとき、ほとんどの方は、家族や友人、パートナーなどに相談すると思います。
その選択肢の中に、カウンセラーもあるわけです。
では、ここで質問。
カウンセラーは、誰に相談するのでしょう?
実際には、家族や仲間、ほかのカウンセラーの先輩や先生などに、相談したりします。
セルフカウンセリングという方法もありますが、残念ながら万能ではありませんのでね。
なぜなら、自分が知らないことは、答えを導き出せないからです。
当たり前ですよね。
例を一つ
部下が上司に弱音を吐くことができますよね。上司を信頼していれば。
では、上司は部下に弱音を吐けるでしょうか?
愚痴、という形であれば、可能かもしれませんね。
では、上司の上司は、どこに弱音を吐けばいいでしょう?
部長は?役員は?そして社長はどうすればいいんでしょうね。
立場が上になればなるほど、権威や影響力が大きくなればなるほど、弱音って、吐きにくくなるんですよ。
なぜなら、自分の発する言葉の影響力が大きいですからね。
ただの愚痴が、愚痴で済まなくなってしまうわけです。
こんな時、必要なのが、弱音を吐ける相手。
つまり、心を許せる相手、といったほうがいいですかね。
自分の弱さを人に見せる、というのは、すごく抵抗があります。
特に、精神的に自立された方はね。
この人になら、自分の弱さを見せても大丈夫、という信頼のおける人にしか、弱さを見せられないんです。
なぜかって?
それは、自分の弱さは「アキレスのかかと」になるからです。
つまり、一番の弱点ということですね。
ここに私の弱点がありますよ~。
なんて率先して言う人、いないでしょ。
弱点だから、他人に悟られないように、必死に隠すわけですよ、普段は。
しかし、弱点というのは面白くて、誰かには知っていてもらいたい、わかってもらいたい、という気持ちもあるんですよね。
で、最も信頼する人にだけ、自分の弱点を見せるわけです。
一般的に、弱点を見せる相手は、パートナーが理想的ではあります。
ところが、パートナーにすら弱点を見せられない、という人も多いんですよ。
この場合、友人やカウンセラーのような第三者になるわけですが、ここで、愛人という場合も、男性の場合は出てきたりします。
それだけ、男性は弱さを見せることに、女性以上に抵抗がある、ということです。
女性のみなさん!
あなたのパートナーは、ちゃんとあなたに弱音を吐いていますか?
パートナーの弱音は、甘えたい欲求でもありますからね。
そんなときは、めんどくさいですけど、ちょっと甘えさせてあげることも、たまには必要ですよ。