批判的な人の隠れた才能
人や物に対して、批判的な人って、よくいると思います。
聞いていて、あまりいい気分ではないときが多いですよね。
きょうは、批判的な人のお話です。
批判的な人って、実はちょっと見方を変えると、結構な才能を使っているかもしれないんですよね。
で、その才能とは何かというと
① 相手のいいところを見つけてあげられる
人を批判する場合、相手の悪い部分や、欠点などを見つけるわけです。
それは同時に、相手のいいところや長所も、簡単に見つけられる、というわけです。
② サポートにたけている
批判する相手の至らない部分や、足りない部分がよく見えるからこそ批判するわけですが、その至らない部分や足りない部分を補ってあげたら、どうなるのでしょう?
もしかしたら、すごくうまくいくかもしれませんよね。
相手の見えない部分を見えたげて、それを補う。
それは、見えている人しかできないことなんですよね。
批判できる、ということは、見えていることにほかなりませんからね。
批判している人がサポートすると、批判されている人はすごくよくなるでしょうし、批判していた自分も、功労者になれるわけです。
みんながハッピーになれるわけですよ。
ただし、これらの才能を生かすためには、やっぱり条件がいるわけです。
一つは、批判される側に、批判している人の意見を聞き入れられるだけの器の大きさがあるかどうか、ということ。
もう一つは、批判する側に、批判している相手に対して、それだけのことをしてあげたいと思えるかどうか、ということです。
このあたりがうまくかみ合わないから、批判する人は批判ばかりになるし、批判される人は、されっぱなしになるわけです。
批判する人って、自分の才能を生かせない環境でくすぶって、毎日生きているのかもしれませんね。
次に、批判する人の共通の特徴です。
批判する人って、まあ人の話を聞かないんですよねぇ。
同意以外は受け付けてくれない(笑)
これでは、批判を才能に変えることはできないわけです。
まさに、才能の無駄遣いといえるかもしれません。
さらに、批判する人は、自分が批判されることを極端に怖がります。
自分がしたことが、全部自分に還ってくる、と感じますからね。
例えば、リーダーを批判する人がいたとします。
その人は、批判はしますが、決して自分がリーダーになろうとはしません。
なぜなら、自分がリーダーになったら、どれだけ批判されるか、知っているからですよね。
自分がしたことが自分に還ってくる。
ということなわけです。
批判するというのは「こうすればもっとよくなるのに」「こうすればもっと愛されるのに」という、相手のヴィジョンが見えているわけです。
であれば、批判するのではなくて、相手をヴィジョンへといざなってあげたほうが、みんながハッピーになれるわけですよ。
そうできないのは、才能を生かせずに、ただのうっぷん晴らしや、ストレス解消に才能を使っていると見ていいでしょうね。
では、この才能を生かすためには、どうすればいいか。
まず、自分が批判的であることに気が付くことです。
気が付かないと、どうすることもできませんからね。
そして、人の意見を素直に聞き入れることです。
自分のしたことが還ってきますからね。
人の話を聞かないということは、自分の話も聞いてくれないわけですからね。
それから、相手の長所やよいところを、まず見てあげることです。
もちろん、それをしたくない人、というのもいます。
それは相手に問題があるので、しなくても構いません。
してあげてもいいかな、と思えたとき、批判は才能へと変化していきますからね。