気付くことの難しさ
2017/10/31のコラムに、感想をいただきました。
すご〜い
ダウンタウン浜田さんにそんな近くで会えるなんて。。‼
でもわたしが本当にすごいと思ったのはそこじゃなくて、
“分かち合う人がいないんだ”って、
ちゃんと 目をそらす事なく自分の本当の感情を
感じているところです。
最近、感情をスルーして、
ないことにしていた私には
とても刺さりました
感想ありがとうございます。
まあ、今回は「気づき」がテーマのコラムだったわけです。
感情や感覚は、こころが自分に対して発しているメッセージなわけです。
そのメッセージって、非常にわかりにくい(笑)
変なたとえですが、電話で津軽弁や鹿児島弁、沖縄弁で話されているような感じです。
暗号文かもしれません(笑)
それくらいわかりにくい表現で、こころは自分にメッセージを伝えようとしてくれるわけです。
ではなぜ、こころはわかりにくい表現をしてくるのか。
わかりやすく伝えたらいいと誰もが思うわけですよ。
でも、暗号電文みたいな伝え方をしてくるわけです。
なぜなんでしょうね?
実はこれ、わかりやすく伝えることを邪魔しているものがあるからなんです。
しかも、複数あります。
で、わかりにくくすることにも、ちゃんと理由があるんですよ。
例えば、空気の約5分の4が窒素で、約5分の1が酸素ですよね。
もしこれが、5分の4酸素だったら、どうなると思います?
火のないところでも、摩擦や熱、火花で簡単に大火事になります。
つまり、5分の4の窒素があるから、何でもかんでもすぐに燃えたりしないわけです。
これと同じように、こころが発するメッセージがすべてストレートに聞こえてしまったら、おそらく集団生活ができなくなるでしょうし、欲求の赴くままに行動してしまうかもしれません。
こころの声が聞き取りにくいのは、現状を守るための手段、なのかもしれないわけです。
逆に、現状を変えたければ、心の声を聴いたほうがいい、とも言えますよね。
気づきというのは、自分を変える、自分を成長させるために、最初の一歩になります。
まあ、未知の世界に踏み出す時、最初の一歩が一番怖いわけですけどね(笑)
現状を維持したければ、心の声を無視すればいいし、現状を変えたければ、心の声に耳を傾けること。
感想をくださった方は、変わりたい自分と、維持したい自分とがせめぎ合っているから、気が付けたのでしょうね。
それもまた、気づき、なんですよね。