完璧主義について2
完璧主義の人は、結果が完璧なだけではなく、その過程も完璧でなくてはいけないと思ってしまう。
一流企業に就職するために努力する。
ただ就職するだけなら、仕事の内容に沿ったスキルさえあれば、どのような過程をたどっても、就職することは可能かもしれません。
極端に言えば、大学に行かなくてもね。
しかし、一流企業に就職するためには一流の大学に行って、良い成績を収めて、完璧な自分になる必要がある。
なんて思ってしまうと、自分を完璧にしようとしますよね。
結果、それだけやって希望した会社に就職できなかったら、ショックはかなり大きいわけです。
なぜなら、就職できなかった=失敗した=完璧でない自分
という構図になってしまいますからね。
パートナー選びに関しても同じことが言えるかもしれません。
私を幸せにしてくれる完璧な彼氏
自分の言うことをすべて受け入れてくれる完璧な彼女
完璧でないと、愛されない私
この考え方を持つ人って、将来どこかで躓きます。
完璧でないと愛されない、なんて思っている人は、それこそ恋愛事体から遠ざかってしまいますからね。
昔、誰かが言っていた言葉ですが、人は完璧になれないから、誰かを必要とし、誰かのためになりたいと思い、誰かに愛されたい、誰かを愛したいと思う。
人そのものが、完璧でない、不完全な存在ということかもしれませんね。
だから、誰かを愛したい、誰かと一緒にいたい、もっとよくなりたい、夢をかなえたいなど、様々な思いが出てくるのかもしれません。
完璧な人は、完璧なんだから、何も求めないわけですしね。
で、完璧主義の考え方に許容範囲を加える方法
これはいくつかあります。
例えば、
終わりよければすべてよし
という考え方であったり、
なんとかなる
という考え方であったりね。
例えば、自分が本気で愛した女性が、ほかの男性と結婚した。
これはつらいですよね。
でも、結果その女性が幸せになることができれば、それは結果として悪いことではないわけです。
目的がどこにあるのか。
自分が幸せになることに目的があるのか、誰かが幸せになることに目的がるのかによって、完璧主義の良しあしも変わってくるのかもしれませんね。
皆様の中の完璧主義
その目的は、どの方向を向いているのでしょうね。