孤独を感じる意味

東洋経済オンラインで

孤独な人に「耐え続けろ」というのは残酷だ

という記事を見つけました。

最近、孤独についての研究が、どんどん進んでいるみたいですねぇ。

記事によりますと、孤独の死亡リスクは

一日たばこ15本以上吸い続ける

アルコール依存症

運動しないことよりも高い

肥満の2倍高い

くらいあるそうです。

孤独で、1日15本以上たばこを吸って、運動せずに肥満な私は、かなり死亡リスクが高いということになりますね(笑)

孤独になりたがる人というのは、日常生活において、独りになる時間がなかったり、いつも何かに追われている感じがあったり、誰かの影響を受け続けていたり、人とのかかわりが煩わしかったりするときに、孤独になりたいと思うわけです。

引きこもりなどは、一見孤独な感じに見えますが、家族に世話してもらって、ネットでいつでも誰かと繋がれるわけですから、実質的には孤独ではないんですよね。

孤独感はあるかもしれませんけどね。

よく「一匹狼」なんて言い方をしますが、オオカミって群れで行動する生き物なんです。

群れで行動する生き物が、一匹なったら、どうなると思います?

生きていけないんですよ。

本当の意味での「一匹狼」って、死を意味している言葉なのかもしれません。

記事には、ポジティブな意味での「個独」と、ネガティブな意味での「孤独」についての話もあり、これは面白かったですね。

これら二つの「こどく」をひとくくりにしてしまっている恐れがある、と記事は指摘していました。

個独とは、自分を楽しませることであり、結果として、独りで楽しんでいるように見えるわけです。

でも、人とのつながりがないわけではないんですよね。

人とのつながりはちゃんと持ちながらも、個人としての楽しみを謳歌している。

たいして、孤独は、人とのつながりを感じられない、孤立感、疎外感を感じて、誰とも繋がれていない感覚をもつことですからね。

リーダーシップにおける「こどく」は、目標や目的のための一つの試練のようなもので、孤独を乗り越えること自体が、成長になるわけです。

これは決して誰とも繋がれていないのではなくて、周りの人たちと繋がっているからこそ、孤独に耐えることも、乗り越えていくこともできるわけです。

孤独というのは、誰とも繋がれていない感覚です。

誰もそばにいなくても、誰かと繋がれている感覚があれば、人は孤独を感じないわけです。

逆に、どれだけ周りに人がいたとしても、誰とも繋がれていないと感じたとき、孤独は心の中にもうあるわけです。

昔のカウンセリングでは、孤独で寂しいから、という理由でカウンセリングを利用されている方もいました。

どんな形であれ、誰かと繋がろうとすることで、孤独感から逃れようとする。

それは結果として、自分の命を守っていることになるのかもしれません。

孤独感を感じたときは、誰かと繋がってみる。

ちょっと勇気がと行動力がいりますけどね。

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