2021.10.19 自分の世界にこもらない
コラムをアップしようとして、ふと気が付きました。
あ、もうストックがない。
いつもであれば、一週間分のストックを用意しているのですが、ここ最近忙しすぎて、全く書いていませんでしたからね。
で、最大の問題は、書く暇がないこと。
ネタはあっても、パソコンに向かう時間、つまり、いつものカフェに行く時間がないわけです。
こりゃあ困った。
その日はなんとかコラムを書きあげ、事なきを得たわけですが、明日以降の分をすぐに書かないといけないわけです。
なんとか予定をやりくりして、時間を捻出します。
忙しいというのはありがたいことですが、そこでふと、立ち止まって振り返ってみるわけです。
このなかに、自分がやりたかったことがどれだけあるのだろうか、とね。
忙しさに忙殺されるときって、やりたいことに熱中しているか、やりたいことから遠ざかっているか、なんですよね。
やりたいことだけをして生きていく、というのは、理想ではあります。
ですが、私はちょっとそこに引っかかりがあるわけです。
例えば、カウンセラーとして活動していて、生活がどっぷりカウンセリング一色になってしまうと、自分の世界が「カウンセラーだけの世界」になってしまう感じがするわけです。
他の世界と分離してしまう感じがあるわけですよ。
化学の仕事をしているときも、生活が化学一色になってしまい、ほかの世界の様子がよく見えなくなる。
どこかで、社会との接点を持っていることって、やっぱ大事なことだと感じるんですよね。
自分の感じていることが、社会の考えからどれだけかけ離れているのか。
社会が見ていることと、自分が見ていることに違いはあるのか。
どこかで社会というものに触れておかないと、自分の考えが独りよがりになったり、間違った方向性に走ってしまったりしたときに、気が付きにくいわけですよね。
間違った考え方をする人とか、問題を起こす人というのは、社会に生きていても、どこかで社会との接点をあまり持っていない人が多かったりするんですよね。
自分は正しい。
でも、社会は同じものを正しいと思うのか?
こういった客観的な視点を持つことは、非常に大切だと感じるわけです。
パートナーにDVを働く人も、社会人として働いていて社会との接点を持っているように見えても、本当は自分の世界だけを見ていて、自分がパートナーに対して何をしているのかを、客観的に見ることができないわけです。
で、結果として「自分は正しい、間違っていない」と、自分に言い聞かせていくわけです。
自分の世界にだけ閉じこもることは、結果として、自分を孤独にしてしまいますからね。
皆さんも、いろんな物や人との接点を、持つようにしてみてくださいね。