失った信頼を取り戻すためには
覆水盆に返らず
ということわざがあります。
こぼれてしまった水は、二度と元には戻らない。
という意味ですよね。
具体的にいえば、一度壊れてしまった関係性などは、もう元通りにはならない、という意味でもあります。
よく、浮気などで関係性が壊れてしまい、それでももう一度やり直したい、とか思う人っていますよね。
関係性の再構築
とかいって。
実は、この関係性の再構築、大きく2種類あるって、知ってました?
たとえるならば、一軒家を想像して欲しいわけです。
古い一軒家を改装する。
内装や外装をきれいにして、家の骨組みそのものとかは残す。
これをリフォームといいます。
一方で、古い一軒家を壊し、基礎から新しい家を建てる。
という再構築の方法もあるわけです。
ユーチューブの「修羅場」動画なんかを見ておりますと、ちょくちょく「再構築」という言葉が出てくるわけですが、たとえばこれが夫婦であれば、お互いが再構築し直そうと思っても、再構築の方法が前者なのか後者なのかによっても、プロセスは全然変わってしまうわけです。
特に、不倫などで相手に裏切られた場合の関係性の再構築の場合、まずお互いが再構築を望まない限り、どれだけ一方ががんばっても無理なわけです。
双方が再構築を望んでも、再構築のやり方によっても、意見の相違が出てきてしまうわけです。
おもしろいのが、有責者ほど、リフォーム的な再構築を望む傾向にあり、被害者ほど一度更地にして立て直そうとする再構築を望む傾向にあります。
こぼれた水は元通りにならない。
壊れた関係性は元通りにならない。
だからこそ、また一から構築していかなければいけないわけです。
ですので、元通りになることはあり得ないわけです。
ですが、折れた骨が折れる前より丈夫になるように、傷ついた分だけ、癒されたときにより強固な絆が再構築されていくわけです。
元通りにならないのであれば、前よりもよりよいものを、より幸せなものを選択していく必要がありますし、今まで以上の構築が必要になってくるわけです。
失った信頼を取り戻すためには、今まで以上の努力が必要になりますから、今ある大切なものを壊さないようにしておいてくださいね。