ラストスパートの直前
自分はいったい、何がしたいんだろう。
どうしたいんだろう。
なんて考えることって、ありませんか?
自分が進むべき道を見失うときがあります。
それは、ちょっと道に迷っているような感じだったり、暗闇の中に立ち尽くしているような感じだったりします。
自分がどこへ進めばいいのか迷った時。
そこから抜け出す方法というのはいろいろあるわけです。
ですが、この迷いに中に入り込んでしまった時、必ずしてほしいことがあるわけです。
それは、「どうしたいか」ではなくて「何ができるか」を考えることです。
迷っているときって、自分が進んできた道筋が間違っていたのではないか、と負担になります。
でも、間違っていたかどうかなんて、実はたいした問題ではないんです。
言い換えれば、間違っていてもいいんですよ。
大切なことは、自分にできることをピックアップし、その「できること」の延長上に、突破口がある、ということです。
道を間違えたって、多少遠回りになるだけ。
本来自分が向かうべきところに、最終的に到着すれば、迷ったって遠回りしたって、それは問題にならない。
ならば、自分ができることをして、自分自身に未来を預ける必要があります。
その結果、たくさんのものを得ることができるわけですよ。
迷っている状態から抜け出したくない人は、延々と迷い続けますけどね。
それでも、自分を信頼する
ことができるかどうかを、試されるわけです。
そして、恐れや不安を手放し、迷いのある自分を許し、それでも手を差し伸べてくれる誰かに、支えてくれた誰かに、感謝する。
そうすると、自分ができることが、「自分がすべきこと」になり、迷いの中から抜け出してくることができます。
ここまでくれば、実はゴールはかなり近いと言えます。
出口直前で振り返ってしまったオルフェウスや伊弉諾は、この迷いの中で光を見た瞬間、後ろを向いてしまって、愛する人を地上に戻すことができなかったんですよね。
自分がいくべき道が見えたとき、あとは後ろを振り返らずに一気に駆け上がってく。
もうそんな場所まで、自分が来ていることを意味しています。
自分はいったい、なにがしたいんだろう
そう思った時、ラストスパートの直前に自分がいることを、忘れないでくださいね。