2021.2.8 楽しく学ぶ
前回の元素のお話に続き、今回も元素のお話です。
元素記号を見るたびに、思い出すことがあります。
それは、ラジオです。
私が学生のころは、結構ラジオが日常的な娯楽でした。
私も毎日のように、布団の中で深夜ラジオを聞いていましたよ。
当時ははがきで番組に投稿したり、リクエストしたりしてましたねぇ。
で、そのときに投稿者は皆ペンネームを使うわけですが、そのペンネームに忘れられないものがあります。
元素番号32番 ゲルマニウムこと○○
こんなペンネームの人がいたんですよ。
しかも、私が聞いていたいくつかのラジオ番組で、何度か耳にしました。
この人、私と同じラジオを聴いていたんですねぇ。
おかげさまで、ゲルマニウムに関して、まず元素番号を忘れることはありません(笑)
私も、以前ネットのハンドルネームで、コバルト(Co:元素番号27番)=ローレンシウム(Lr:元素番号103番)なんて名乗っていた時期もありました。
元素周期律表なんて、まともに覚えたって面白くもなんともないですからね。
ちょっとした遊び心や、実際に遊びで使ったほうが、やっぱ覚えやすいんですよね。
それは化学に限らず、ほかの科目に関しても同じかもしれません。
忘れられないのが、小学校の先生の話。
1学年上の担任の先生だったのですが、算数のテストで
○○くんのきん○まの重さが一つ45グラム、××くんのき○たまの重さが一つ60グラム~
こんな内容のテストが出題されたとか。
今こんなことやったら大問題ですよね(笑)
当時はこんなことをしても許容できるだけの寛容さと、先生も生徒も父兄も、みんなが笑って済ませられるユーモアがあったからできたことでもありますが、結果として40年以上たった今でも忘れない。
学生時代の化学工学の先生も、ユーモアあふれる先生でしたね。
やっぱテストの時に、思わず突っ込みたくなるような問題があったりして、いまだに忘れませんからね。
楽しさって、学びにはすごく必要な要素なんだと感じます。
それはいくつになっても変わらなくて、楽しいからよりのめりこんでいくし、覚えてもいけるわけですよね。
教える側としても、いかに受講生に楽しんでもらえるか、というのを、私自身強く意識していたところもあります。
楽しい
そう思えたときに、人は本当に学びの時間を手にするのかもしれませんね。