2020.1.13 オリジナリティ
ある調べ物をするために、ホームページの検索をかけていたんです。
そしたら、とある心理カウンセラーのホームページがヒットしました。
基本私は、同業者のホームページとか見ないんですけどね。
その時はなんとなく、そのホームページを見に行ったんですよ。
そしたら
集客ノウハウそのままのホームページが出てくるわけです。
書かれている内容はそこそこいい内容なのですが、無駄に行間を開け、改行し、イラストを挟み込み、まあ今時の若い子に好まれる書き方をしているわけです。
で、それも集客ノウハウそのまま。
なるほどねぇ、最近ではこういうのが好まれるわけですな。
で、ホームページを見て思ったこと。
私には無理だわ。
理由は、私がこういうデザインを好まないから。
読みにくいんですもの。
文字がぎっちりと詰まっているものも読みにくいですが、あまりにもスッカスカな文字配列をすると、正直内容が頭に入ってこないわけです。
でも、こういうホームページがうけているということは、みなさんはそうではないということなのでしょうね。
正直、伝えたいことが伝われば、どんなホームページでもいいと私は思います。
ですが、ここまで集客ノウハウそのままのページをみると、カウンセラーの個性が全く感じられない。
まあお金を稼ぐ、という視点から行けば、カウンセラーの個性なんてどうでもいのかもしれませんが、やっぱそれは私とは合わないんですよねぇ。
私が個性的すぎるだけかもしれませんけどね(笑)
ま、私のホームページを見に来てくれてる人たちは、どちらかといえば個性的な人が多いのかもしれません。
実際クライアントさんたちは、みんな個性的ですし(笑)
面白いなぁ、と感じるのは、これだけ「個」を尊重する世の中になっているのにもかかわらず、「個」を強く出すことに対して、どんどん消極的になり、「個」を強く出すと、敬遠されやすくなる。
そういえば、以前師匠がこんなことを言っていました。
「一人の個性の強い人が発言をすると、それがグループ全体の意見になってしまう。それがリーダーと違う意見だとしたら、リーダーと個人ではなく、リーダーとグループの対立になってしまう。結果として、そういう人がいるグループ全体を切り離さなければいけなくなる。」
「個」を尊重した結果、発言する「個人」と物言わぬ「個人」に別れてしまい、発言する「個人」が、全体の意見のように扱われてしまう。
これ、よくある話ですよ。
発言するしないにかかわらず、「個性」を持つということは、自分の意見、自分の意志で考え、行動することを意味します。
言い換えれば、すべてが自己責任。
ノウハウどおりにすることは、ビジネスをするうえで重要なことでもあります。
でも、それは結果として、自分の個性を抑圧することにもなる。
もう少し「個」を表現できるようになるためには、多様性を受け入れられる社会になる必要があるかもしれませんね。
自分で考え、自分で表現し、自分で選ぶ。
最初は誰かのまねでも構わない。
そのうち、自分の個性が反映されて、オリジナルに変わっていく。
そんなオリジナリティこそが「個」であり、個性なのかな、という気がします。
私の場合、個性が強すぎるのが問題なのかもしれませんけど(笑)
こんなところにも、リーダーシップのお話が隠れていたんですねぇ。