本物と代用品の差について
本物と代用品の違いって、皆さんはわかりますか?
と言っても、これは心のお話です。
心が本当に求めているものがあって、でもそれが手に入らないとき、心は代用品でそれを埋めようとするわけですよ。
例えば、子供のおもちゃ。
子供が本当に欲しいのは、親の愛なわけです。
でも、四六時中親が子供のそばについていてあげるわけにはいきませんから、その代用品としておもちゃを買い与えるわけです。
おもちゃをもらった子供は、当然喜ぶわけですが、でもしばらくすると飽きてしまったりします。
代用品って、持続性がないんですよね。
もちろん、子供は持続させるための努力をしませんから、次々とおもちゃが欲しくなるわけですけどね。
で、これを大人に置き換えた場合。
擬似的な恋愛で、本当にしたい恋愛の代用品としてしまったりすると、やっぱどこかで飽きが来たり、物足りなくなったりするのかもしれません。
大人であれば、飽きない努力ができるわけですが、それを怠った時、どれだけ愛があったとしても、なんか興味がなくなっていったりします。
これは、本物の愛とて同じこと。
私は、愛は普遍的なものではなくて、愛は時間とともに変化したり、成長していくものと捉えています。
つまり、お互いが成長していかないと、どこかで愛がずれていってしまうのかな、と感じるわけです。
本物を手に入れた時、心の満たされ方は半端ではありません。
でも、それを持続していくことの方が、実は難しかったりするんですよね。
手に入れたら終わり。
こう思う人は、要注意と言えるかもしれません。
大切な「本物」を、失ってしまうかもしれませんからね。
子供時代のおもちゃと同じように考えていたら、無くしてからそのありがたみに気づくことになりますよ。
皆さん、ご注意を。