2020.12.15 たとえ無意味であっても
皆さんは「幸福な王子」というお話を知っていますでしょうか?
「幸福の王子」という題名で訳されていることもありますが、このお話は、アイルランド出身のオスカーワイルドさんの短編小説で、よくカウンセリングでも話に出てきます。
私がこのお話を初めて知ったのは、アニメでした。
まんが日本昔話みたいに、世界の童話を1話完結で放送していた記憶があります。
初めて見たとき、まあインパクトがありましたね。
小説は一度も読んだことがないのですが、いつかは読んでみたいと思わせるお話です。
このお話の感想をネットで見てみたりすると、皆さんの心にいろんなものを感じることができるみたいですね。
悲しくなったり、さみしくなったり、腹が立ったり、感動したり、切なかったり、馬鹿じゃないかと思ったり、何も感じなかったり。
人の感じ方は人それぞれ、みんな違っていていいわけです。
人間、生きていれば、このお話に近い経験をすることなんてあるわけです。
自分がまじめに取り組んでいることでも、周りからは全く相手にされなかったり、無意味に感じてしまったり、非難されたり、揚句は心無い人たちに傷つけられたり、おとしいれられたり。
はたからみれば、この王子やツバメは、究極の自己犠牲ともいえるわけです。
でもそれは、周りから見た客観的な意見であって、当の本人たちが、たとえ周りからどう思われようとも、自分がすると決めたことを貫いた、という点では、犠牲ではないわけです。
たとえそれが無意味なことであったとしてもね。
今になって、このお話が、非常に心に何かを訴えてくる、私はそんな感じがしています。
まあ、今まで私がしてきたことの多くも、無意味なことばかりでしたからね。
すごく犠牲をしていたこともありますし、心無い人たちに裏切られたこともあります。
でも、それでも、私はこの道を歩いてきて、よかったと感じています。
だって、自分がやりたいと思ったことに、ベストを尽くせたんですから。
結果として、それ努力が水泡に帰したとしても、ここまでよく頑張った、と自分をほめてあげたいです。
そして、これからも、周りが無意味と感じることに、全力を尽くしていくんでしょうね。
これは性格ですから、一生治らないでしょう(笑)
こう思えるのも、自分の人生を、自分の選択でここまでやってきたからなのでしょうね。
まあ、自分が無意味だと思っていても、誰かにとってはすごく意味のあることだったりしますし、きっと誰かのためにはなっているんだろう、とも感じています。
おまけ話
飲むお酢
先日、冷蔵庫の中を整理していた時のことです。
「飲むお酢」が出てきました。
お酢なんだから飲めるだろう、と思って、一口飲んでみました。
痛い!
口に含んだ途端、痛みがびりびりと舌に来まして、あわてて吐き出して、うがいをしました。
やっぱ、冷蔵庫に入れっぱなしにしているものは、怖いですなぁ。
というより、飲んで確認するなよ!という主婦からの突込みが殺到しそうな感じが(笑)
相変わらず、身体を張って生きております(笑)
皆さんは、決して真似はしないでくださいね(誰もしないって)