2020.11.22 カウンセラーらしくない
先日、夜中のヘルプ電話を聴きながら、思ったことがあります。
やっぱ、私って、カウンセラーらしくないなぁ。
昔、カウンセラーの友人からは「コーチングに近い」といわれましたが、私もそう感じるときがあります。
その時の問題の緊急性や、状況によっては、こころの部分からアプローチをしたり、現実の問題からアプローチをしたりと、クライアントさんにとって最善と思われる提案をしております。
ただ、その提案が、クライアントさんにとっては「死んでもやりたくない」ことだったりするわけですよね。
まあ「死んでもやりたくない」だけであって、できないわけでも、やったら死ぬわけでもありません。
ただ、当の本人が「それだけはやりたくない」と強く決めているだけ、なんですけどね。
私にも「それだけはやりたくない」部分はあります。
でも、必要であれば、私はためらわずにやります。
なぜなら、そのチャレンジこそが、クライアントさんの役に立つことを知っているからです。
やってない人に「やりなさい」といわれても、言葉に重みは出ませんよね。
でも、やった人が「やりなさい」というと、言葉に重みと深みが出てくるわけです。
結果、クライアントさんには、厳しい内容になってしまうわけです。
まあ、今の時代にはそぐわないわけですよ。
それくらいは自分でもよくわかっています。
でも、目の前に「より幸せになる」「現状を打開できる」選択や可能性が存在するのであれば、私は嫌われてでもその選択を提示します。
それだけ、クライアントさんには幸せになってもらいたいわけです。
まあそれでも、私ができることなんて些細なことでしかありませんからね。
全てはクライアントさんの選択ですから。
私は、カウンセラーとして、クライアントさん自身の未来を信頼し、クライアントさんの選択を信頼することしかできないですからね。
それしかできないのが、カウンセラーのあるべき姿だと、私は感じています。
心の道路標識であり続けること
その道路標識にどんなマークが書かれているかは、皆さんのご想像にお任せいたします(笑)