2020.10.30 心理学講座 バランスの話
私は、カウンセリングで、よく「バランス」の話をします。
何がに突出していることは、もちろん悪いことではありません。
しかし、何かに突出している分だけ、何かが平均を下回ったりすると私は感じているわけです。
たとえば、男性性が強ければ、女性性は弱くなったりとかね。
しかし、幸せな人を観察したりすると、やっぱりいろんな意味でバランスがいいんですよね。
体がバランスを崩すと、体調を崩したり、転んだりするわけです。
先日、大掃除をしていて、荷物にけつまづいて転び、1月15日のワークショップで使う予定だった備品に突っ込んでしまい、大破させてしまいました(泣)
今の私は(というより、ここ2年ずっと)バランスを崩しっぱなしな私です(苦笑)
では、心がバランスを崩すと、いったいどうなるのでしょう?
心がバランスを崩すと、ネガティブになる、というのはわかりますよね。
意外と気が付かないのは、ポジティブすぎるのも、またバランスが悪い、ということなんですよね。
悩みなんて何もない
それはすごくいいことです。
ですが、それは本当に悩みがないのか、それとも、悩みがあることを感じなくしてしまっているのか、悩みごとから目を背けているのか。
その理由によっては、すごくバランスを崩している、ということになるわけです。
私自身、バランスがいいわけではありませんが、バランスが悪いことに気が付けば、自分で調節することも、誰かに手伝って調節することもできます。
問題としては、バランスを崩しているのに気が付いていないこと、かもしれませんね。
バランスがいいというのは、すべてが均等にそろっていること、かもしれません。
楽しさがあれば、怒りも悲しみもある。
喜怒哀楽というくらいですから、この4つの感情を、ちゃんと感じることができるのであれば、それはバランスがいいといえるかもしれません。
ほかにも、人には、過去、現在、未来とあるわけです。
過去だけを見てばかりいてもバランスが悪いし、今と未来だけを見ても、バランスがいいとはいえないわけです。
バランスよく、心を整える。
言葉にすれば簡単ですが、実際にやろうとすると、これほど難しいものはないのかもしれませんね。