エゴについてのお話2
さて、エゴをおとなしくさせる方法ですが、二つあるわけです。
一つは、笑うこと。
こころから笑っているとき、エゴは全く口出しができなくなります。
笑うって、やっぱ人間にとって大事なんですよねぇ。
もう一つは、エゴの嫌がることをする、です。
エゴの嫌がることって?
と思うじゃないですか。
エゴが一番嫌がることって、実は愛されることなんですよ。
エゴって、「自分は愛されていない」という想いから生まれてきますからね。
それは「愛されたい」と思うのと同時に「どうせ愛されない」というあきらめの感情からエゴが生まれてくるわけです。
そして、エゴは愛されていない状態が、一番居心地がいいわけです。
で、愛されてしまうと、エゴはとても居心地が悪くなります。
それは幸せになるのも同じ。
だから、幸せにならないように、愛されないように必死に自分を追い落とそうとするわけです。
ですが、自分自身がエゴを愛そうとすると、エゴはどうしていいかわからなくなって、激しく抵抗を始めます。
最終的にエゴが愛されることを受け入れると、そこで大きな成長と変化が起きるわけです。
想像してください。
エゴとの対立って、右手と左手の平を目の前で合わせて合掌し、両方押している状態と同じなんです。
右手の力と、左手の力が相殺しあうわけですから、無駄にエネルギーを消費する。
結果、疲れる意外なのも変わらないわけです。
では、右手と左手を両方前に出して、目の前にある箱を両手で押したらどうなるでしょう。
箱の重さにもよりますが、おそらく動くでしょうね。
これは、右手と左手の力がうなじ方向を向くことによって、ものを動かす力になっているわけです。
無駄に力が相殺されることはないわけですよね。
つまり、エゴが愛されることを受け入れると、自分にとって強い味方になり、いろいろと力になってくれるわけです。
なにせ、自分が変化しないようにおしとどめるくらいの力の持ち主ですから、その力を合わせて使うことができたら、相当いろんなことができるかもしれませんね。
皆さんは、自分のエゴをどのように扱っていますか?