2020.7.7 心理学講座 リーダーシップの行動原理(リーダーシップへの道22)
昔、知り合いがこんなことを言っていました。
ディズニー作品は、すべて「愛と友情」が作品の根幹にある。
まあディズニー作品に限らず、人気のあるアニメや漫画のほとんどが、ベースに「愛」「友情」が根幹に据えられていますよね。
以前にもお話ししましたが、リーダーシップのプロセスでは、自分のために行動をした結果、それがみんなのためになったりします。
例えばそれが、オリンピックに出場する、という一つの目標であっても、その目標が周りの人たちの目標にもなり、多くの人たちの応援と協力を得て、オリンピック選手になれた時、みんなで喜びを分かち合うことができるわけです。
リーダーシップの行動原理は「分かち合う」ことにあります。
それがたとえ自分の欲のためであっても、結果喜びや幸せ、成功を誰かと分かち合うことで、ヴィジョンへのプロセスと進んでいきます。
ただし、スタート時は全く違い、怒りや悲しみ、嫉妬、欲求など、ネガティブといわれる感情などを行動原理としてスタートするケースもよくあります。
それでも、正しいプロセスに入ると、自然とそれらの感情は変化していきます。
理由は簡単
リーダーシップは、「心を成長させるプロセス」だからです。
心が成長すれば、怒りや悲しみなどの感情の扱いができるようになりますし、ネガティブな感情とも上手にお付き合いできるようになるわけです。
ただし、これを悪用すると、新興宗教や独裁者を生み出すことも可能なんです。
リーダーシップそのものに善悪はなく、人の心の善悪が、リーダーシップをどのように使うのか、そこにポイントがあるわけです。