死にたいと思う動機を心理学でみてみる3(「死にたい」と思う心理6)
死にたいと思う動機を心理学でみてみる
3突発的な死
これは突発的に、突然死のうとする行為です。
実際にあった事例で、親子喧嘩をしている最中に突然包丁で自分の胸を刺した、というのがありました。
今までの事例とは違い、この状態での選択肢は二つなんです。
自分を殺すか、相手を殺すか。
相手を殺したくないから、自分を殺そうとする。
結果として「わかってもらえない」ことで絶望と怒りがこころを支配して、感情で死を選択してしまう行為といえるかもしれません。
4絶望の死
今まで書いた動機の中にも含まれますが、基本は「自分ではどうしようもない事」に対して絶望して、未来に夢や希望が持てなくなり、選択肢が「死ぬしかない」となってしまう状況です。
自殺の原因で一番多い「病気を苦に」その次に多い「経済的事情」などは、自分ではどうしようもなくなって、「このまま苦しむよりは」「誰かに迷惑をかけるくらいなら」と死を選択します。
中には、大切な人を失ったとか、失恋なども、未来に夢見ていた幸せな人生が潰えてしまいますから、その喪失感から絶望してしまう、というのは皆さんも経験があるかもしれませんね。