世代による言葉の違い
先日、クライアントさんがこのようなことを話していました。
高齢の方って、「くだらない」とか「みっともない」という言葉をよく使う。
逆に若い人は、これらの言葉をあまり使わないのではないか。
この話を聞いた時、あーなんとなくそんな感じがするなぁ、と思ったんですよ。
で、ちょっと考えてみたんです。
実際には、年齢に関係なく、「くだらない」とか「みっともない」という言葉は耳にします。
ただ、人前で発言する回数や、その言葉の持つ意味が、年齢の違いであるのかな、と感じるわけです。
高齢の方だと、見栄や体裁を意識しますから、「みっともない」という言葉はよく出てくるでしょうし、今まで積み重ねた経験から、いろんなことを「くだらない」と感じることも多々あるのでしょうね。
一方若い人は、面倒臭いことや、やりたくないことに対して「くだらない」(ウザいという言い方もある)と言ったりしますし、みっともないというのは、若い人はあまり聞いたことがない感じがします。
それだけ、世代が変わったとも言えるでしょうし、物の見方や考え方も、大きく変化したと言えるのでしょうね。
よくある話が、上司と部下の関係で、上司にとって当たり前のことが、新人社員にとっては当たり前じゃなかったりして、うまくコミュニケーションが取れない、なんてことはよく聞く話ですよね。
大切なことは
自分と違うことを認めていくこと
なのでしょうね。
よく「多様性を受け入れる」みたいなことを言いますが、高齢の方の考え方にも、若い人の考え方にも、良い部分と悪い部分があるわけです。
たとえ相手の言うことが認められなくても、お互いがお互いを認め合うことができれば、コミュニケーションがもう少しやりやすくなるかもしれませんね。