喪失感から立ち直るには1
喪失感というのは、何回体験してもつらいものです。
できれば、体験したくない、感じたくない感覚でもありますね。
喪失感は、大切にしていたものであったり、ペットであったり、家族であったり、友人であったり、恋人であったり。
それが自分にとって大切なものであればあるほど、喪失感は大きくなります。
最近では、ペットロス症候群というのは、普通の言葉になりましたよね。
そのほかにも、「あまロス」なんてのもありましたね。
喪失感は、失うことそのものより、そのものから得られていた幸せな感覚が、どの未来を選択しても得られなくなることに絶望して、喪失感になります。
例えば、失恋することで、恋人との幸せな未来はなくなってしまうわけです。
過去、恋人と過ごした幸せな時間は、未来ではもう手に入らない。
このときに、喪失感は心の中でMAXになります。
そのほかにも、楽しかった祭りが終わった時、ずっと目標にしていたことを達成した時も、一つの「終わり」の形ですから、達成感と同時に「目標を失う」という喪失感を感じます。
私の友人で、とあるゲームがすごく大好きな友人がいました。
余りにも好きすぎて、最後の最後だけクリアせずに、ずっと箱にしまっていたそうです。
なぜクリアしないのかを聞いてみると、
「クリアしたら、なんかすべてが終わってしまう気がして」
本当にこのゲームが好きなんですねぇ。
因みにそのゲームの名前は「サ○ラ大戦」です。
わかる人には、すぐわかりますよね(笑)
喪失感は、実はただ「感じるもの」であって、喪失感事体は一つの事象にすぎないんですよね。
問題は、喪失感を感じたとき、どの感情とセットで感じているか、なんですよね。
例えば、喪失感と一緒に罪悪感を感じると、後悔の気持ちや、申し訳ないという思いが出てきます。
達成感とセットになると、やり遂げたという充実感と、終わったというさみしさを感じたりします。
中には、燃え尽きてしまう人もいるかもしれませんね。
依存や執着とセットになると、過去にしがみついて今や未来が見えなくなったり、自分の未来に絶望したり、自己嫌悪が強くなったりします。
自暴自棄になって、死のうとする人だって、いますよね。
ま、私もしたことありますけど(笑)
喪失感とうまく付き合っていくには、原則としては「手放し」が必要です。
じゃあ手放しって何よ?
なんて質問をしたくなるかもしれません。
ここでの手放しは、三つです。
で、この三つの説明は、次回お話しいたします。