2024.3.22 いちごの恨み

家族で洋菓子屋さんに買い物に行った時のことです。

お姉ちゃんも妹ちゃんも、欲しいものを物色していたわけですが、妹ちゃんがショーケースから動きません。

よく見ると、いちごのショートケーキをじっと見つめています。

これ、これ。

とずっと言っている妹ちゃん。

それを見たお姉ちゃんも、ケーキを買うことになりました。

お姉ちゃんはチーズケーキを買いました。

ケーキの入った箱を抱えて車に乗るお姉ちゃん。

ケーキの入った箱をじっと見つめている妹ちゃん。

家に帰るや否や、二人ともケーキを食べ始めました。

妹ちゃんにとっては、初ショートケーキです。

美味しそうにパクパク食べるのですが、イチゴを1/4食べさせると渋い顔をして吐き出したので、いちごは食べられないんだねとママは判断します。

そして、いちご以外のケーキを全部食べあげた妹ちゃん。

残ったいちご、その中でも、市場上にトッピングされていた大きなイチゴを、ママは私の口に放り込みました。

その瞬間、妹ちゃんの顔が私を睨みます。

私のいちご、奪ったな〜。

すごく恨めしい顔。

そして慌てて残ったいちごを手で掴み、自分の口に放り込み始めます。

眉間に皺を寄せながらね。

妹ちゃん的には、あまりいちごは美味しくなかったのでしょう。

でも、誰かに取られるのはもっと嫌だったみたいで、取られないように必死に食べあげたようです。

ママがしたことなのに、すごく恨まれた私。

なんと翌日まで尾を引いてきます。

翌日の話は、次回。

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