2021.6.19 心理学講座 モンスター○○について
モンスターな人達って、いろんなところにいますよね。
接客商売であれば、一度は遭遇したことがあるかもしれません。
その中で一番有名なのがモンスターペアレント
この言葉も定番になってきましたねぇ。
モンスターペアレントってウィキペディアなんかでは
学校などに対して自己中心的かつ理不尽な要求をする親
アメリカでは、ヘリコプターペアレントと言われ、子供に対して過干渉・過保護な親を指している。
と書かれているわけですが、実際いろんな人と関わっていて、モンスターにもいろんな種類がいるんだというのがわかると思います。
今回は、モンスターペアレントを含む「モンスター」の種類についてのお話です。
大まかに分けて、モンスターには、以下のように分類されます。
1 不安、心配があって、それを払拭しようとする。
これは、実際には「わかってもらいたい」という思いが強くあります。
まあ仕事などで、相手にわかってもらうために、ちょっと熱くなってしまうのと同じですね。
わかってもらえた、と感じることができれば、すぐに落ち着いてくれます。
これは、気を回しすぎた結果モンスターになってしまうことが多く、不安を払拭するために、あれこれと物を言ってくることがあります。
誠意をもって接することが、必要かもしれません。
2 救助信号を出している
ペアレントとしては、もう精神的にいっぱいいっぱいなわけです。
ですので、言葉ではどのようなことを言っていても、心の中では「助けてほしい」と言っているに過ぎないということです。
心が「助かった」とか「助けてもらえる」と感じれば、落ち着いてもらえます。
こちらも1と同様、誠意ある対応が必要になります。
ただ、1も2も、対応を間違えると3になりますので、ご注意ください。
3 八つ当たりや自己主張
上記二つと違い、本当のモンスターと言えるでしょう。
自分お考えが正しいと思い込み、様々なことに対して、自己主張をして、自分の望んだ結果を手に入れようとします。
それが誰かのためや、子供のためのように見えても、実際には自分のためでしかなく、自分の望みを叶えるために手段を選ばないところがあります。
一般的にモンスターペアレントと言われているのは、ここに分類されますね。
この場合、何を言ってもこちらの話を聞かない可能性が高いですので、権威ある誰かに任せるしかありません。
すぐ誰かにヘルプしてください。
難しいのは、もともと1や2は、モンスターではないわけですが、対応の仕方によって、モンスターに分類されてしまうということ。
そうしたら、1や2は、されたことに対して報復する形になりますから、結果3になってしまうこともあります。
モンスターを増やす可能性があるわけですよ。
誰だって、このモンスターに出会うことがありますし、自分がモンスターになってしまうこともあります。
お互いが冷静になるまで時間を置いたり、自分を省みることがモンスターにならない秘訣かもしれませんね。
皆さんも、気をつけましょうね。
私も気をつけます(笑)