2021.5.10 心理学エクササイズ〜感じてみる

コミュニケーションをとる上で、言葉以外のコミュニケーションは、コミュニケーション全体の65%を占めるといわれています。

それは、表情であったり、癖であったり、間であったり、しぐさであったり、さまざまなものがあります。
それらの「言葉以外のコミュニケーション」は、受け取り側の「感性」が、コミュニケーションが伝わるか伝わらないかを大きく左右します。
コミュニケーションは、すべての人が伝えたいものの「送り手」であり、すべての人が「受け手」です。
しかし、相手が伝えたいことを「どう受け取るのか」がわからなければ、自分の気持ちを「どう伝えるのか」もわからなくなってしまうことがあります。

では、実際「受け取る」ためには何をすればいいでしょう?

それは、いろいろなものを「感じてみる」ことが大切なんです。
人間は、どこかで「当たり前」と思っているとき、当たり前のことに関しては全く意識しなくなります。
そこには、評価も感謝も、愛情すらも無くなってしまうんです。
もしそうなってしまったら、コミュニケーションに誤解が生じますから、必ずといっていいほど、トラブルが発生します。
そうならないためにも、「相手を思いやる(気を遣うのではありません)」気持ちを忘れないためにも、感じることを当たり前としてとらえずに、いろいろなものを感じられる自分になってくださいね。

レッスン
よく晴れた日に、外に出てみましょう。
それはベランダでも、玄関先でも、公園でもグラウンドでもどこでもいいです。
安全な場所で、迷惑にならない場所で、日光が当たるところであればどこでもいいです。
そこで、立っても座っても、寝ころんでもいいので(できる場所でやってくださいね)ゆっくりと深呼吸しながら目を瞑ってください。

そこで、何か聞こえますか?
車の音、電車の音、飛行機の音、子供の声、サイレン、汽笛、波の音、風の音など、どんな音が聞こえてきますか?
その音に、耳を傾けてください。

そして、それらの聞こえる音を、色に置き換えると何色になりますか?
赤いですか?
青いですか?
藍色ですか?
浅葱色ですか?
朱鷺色ですか?
山吹色ですか?

ただ、自分が感じるままに、さまざまな音を聞いて、その音から色を連想していってください。

次に、どんな匂いがしますか?
何かおいしそうな匂いがしますか?
嫌な匂いがしますか?
草木の匂いがしますか?
風の匂いがしますか?

それを色にたとえると、何色になりますか?

ただ、そこにあるもの、聞こえるもの、見えるもの、におうもの、味わうもの、触れるものを、ただ感じてみてください。

そこで感じたものが、あなたの「感性」になります。

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