2021.4.8 言い回しについて(ネットの記事より)
ネットの記事で「子どもが親の言うことをコロッと聞くようになる究極の「言い回し」2つ- It Mama(2014年11月27日)」というのがありました。
記事を読んで感じたこと。
これは子供だけに限りませんよねぇ
夫婦間や恋人同士、友人関係でも、このようなことってありますよねぇ。
相手に対して「自分の話を聞いてもらえた、受け入れてもらえた」と感じたら、相手に対して心を開きます。
しかし、この「自分の話を聞いてもらえた、受け入れてもらえた」と実感しないと、なかなか心は開かないものです。
相手が自分に対して心を開いてくれない時、もしかしたら相手には「受け入れられた」実感がないのかもしれませんね。
それは「相手の言うことを聞いてあげる」ことではなくて、「相手の言うことを理解してあげる」ことなんでしょうね。
また、人というのは競争意識を持っています。
競争意識でなくても、誰かと比べている自分がいるわけです。
ああなりたい、ああはなりたくない。
そうすると、これはどちらでも効果がありますが、ああなるためにはこれはやっといたほうがいいのではないか、ああならないためにはこれをしておいたほうがいいよ、という言い方ができるのかもしれません。
その逆もしかりです。
例でいうと
「結婚して幸せになりたいんだったら、もっと自分を大切にしないとね」というのもありますし、「今のままだったら、大嫌いなお父さんみたいになるけど、いいの?」という言い方もあるでしょう。
これがモチベーションになるわけです。
しかし、必ずしも万人に通用するかといえばそうではないんですよね。
このやり方はモチベーションを上げることは可能ですが、モチベーションの多くは怒りやおそれの感情を使います。
これらの感情を使うと、非常に瞬発力がありますから、効果はすぐに出てきます。
しかし、効果が切れるのもまた早い。
しかも、怒りやおそれの感情を使うにで、精神的には負担があるんですよね。
本来であれば、幸せや愛を原動力にモチベーションを上げると、すごくいいんですよね。
でもこれには瞬発力がない。
そのかわりに持久力がありますからね。
そのあたりのバランスをどうとるかが、現実のむつかしさといえるのか、職人技といえるのか。
皆さんはどう思われます?