2021.4.20 二面性

沈黙は金、雄弁は銀

なんて言葉がありますが、皆様はどう思うでしょう。

私個人としての考え方は、その時の状況によるのかな、と思っております。

気を付けなければいけないのが、聞いた相手が自分の発した言葉をどのように捉えるのか、ということなのでしょうね。

そうすると、自分が発した言葉を正しく理解できない相手には、沈黙が金になるかもしれないわけです。

以前心理学講座で「話し手と聞き手の心理学」を書いたことがあるようにおぼろげながらに(笑)記憶しておりますが、話し手の言葉がうまく伝わらないときって、一般的に聞き手の理解力に影響されることが多いわけですが、同時に、話し手が「相手に伝わるように表現する」ことを怠っている場合もあるのかな、と感じる時もあります。

中には、相手に話させることで、こちらの情報を出さずに相手の情報だけをもらう、なんて考え方もあるわけです。

それも一つのやり方だからいいんですけどね。

そうすると、駆け引きという要素が入ってくると、コミュニケーションって、やっぱうまく伝わらない部分が出てくるんでウよね。

なぜなら、多くの場合、駆け引きが始まると、自分の手の内を見せなくなりますから、情報が開示されなくなったり、伝わらなくなったりするわけです。

ある意味では、これも心理学の一つといえば間違いではないのですが、本来心理学は理解するために使うものであって、おとしいれたりするものに使うものではない、と私は感じているわけです。

なぜなら、いいものと悪いものは、紙一重だからなんですよね。

人を豊かにするものって、人を不幸にだってできるわけです。

同時に、人を救うことができるものって、人を殺すことだってできるわけですからね。

一番例で分かりやすいのが車。

あると便利で、生活を豊かにしますが、同時に人を殺す道具にもなりますからね。

物には、必ずこの二面性があるわけで、使う人のこころによって、良くも悪くもなるわけです。

私はカウンセリングを含めた心理学って、人を救うためのアイテムでもあると同時に、人を傷つけるアイテムだと思っていますから、その使い方にはある程度慎重さが必要かな、と感じているんですよね。

でも、そう実感できない人って、危険なのかもしれないなぁ、と感じる時があるんですよね。

特にビジネス面で心理学を使っているときにね。

理由は簡単。

ビジネス面で心理学を使うときって、相手を信頼していないときが大半ですからね。

正直、そういう世界を見ているだけでも私は疲れます。

心理学を学んだことが、私にとって良かったのか悪かったのか。

現時点では、何とも言えない感じですねぇ。

ただ、この考え方は私が間違っているのであって、一般的ではない、という自覚がありますのでね。

ま、ただの愚痴だと思って読んでくださいませ。

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