2021.4.13 離婚調停についてのお話(ネット記事より)
「浮気相手と結婚したい」…浮気した側からの離婚は認められる?- シェアしたくなる法律相談所(2014年12月15日)
という記事がありました。
カウンセリングでも相談内容の多い浮気関連のお話ですが、多くの場合法律のご厄介になることが多いですね。
実際にあったケースでは、有責配偶者がパートナーに対して暴力や暴言をふるい、精神的に追い詰めて離婚に至らしめようとするケースや、家を出て行ったり追い出されたり、なかには家族ぐるみで追い出しにかかったり、なんてケースもあります。
一番問題になるのが子供の親権についてで、ほとんどの場合妻側に押し付けて男性は逃げるケースが多かった記憶がありますが、当然親権争いで、裁判まで、というケースもいくつかありました。
実は、調停にしろ裁判にしろ、一番のカギになるのが弁護士です。
いい弁護士に当たると円滑に事が進みますが、ダメな弁護士に当たると、最悪全責任を背負わされることにもなります。
意外と皆さん知らないんですよね。
一番最悪なのが、弁護士夫婦の離婚調停です。
正直、話になりません。
この場合はカウンセラーは出る幕はありません。
あと、裁判関係でポイントを二つ。
一つは、先に申し立てをしたほうが有利だということ。
調停員にしても人の子ですから、先に話をしたほうに意識が寄ります。
たとえ有責配偶者であっても、先手が有利なんですよね。
もう一つは、裁判官や調停員の心をつかむこと。
まず嘘偽りなく、正直に真実を伝え、そして、裁判官や調停員を味方につけることができれば、たとえ後手でも有利になります。
基本はきちんと証拠を残すこと。
そして、相手に対して負い目、引け目をもって接しないことです。
今まで私が経験した裁判事例で、負けたもののすべては有責配偶者に対して消極的な態度で臨んだ場合です。
カウンセラーができることは、この消極的な態度に対して積極的に働きかけることくらいですね。
良いカウンセラーを選ぶのも大切ですが、良い弁護士を選ぶのもまた、大事なことなんですよ。