2021.2.22 心理学講座 ハラスメントについて
ハラスメントって、いろいろありますよね。
セクハラ、パワハラ、モラハラ、マタハラなど、いろんなハラスメントがあるわけです。
そのなかでも、共通することがあって、それは
ハラスメントをしている人には、自分がハラスメントをしている自覚がない
ということなんですよね。
パワハラを例にとりますと、
上司が部下に仕事について指摘をした。
部下はそれをハラスメントと認識した。
なんてことはよくあるわけです。
仕事に関してですから、上司はじぶんの言動がハラスメントに当たるとは思ってないわけです。
でも、これは受け手側の問題ですから、部下が「ハラスメントされた」と感じれば、それはハラスメントになってしまうんですよね。
じゃあ問題はどこにあるのか?
それは、表現方法なんです。
いかに正論を話しても、正しいことを言ったとしても、その言い方に問題があれば、それはハラスメントとして認識されてしまうことがあるわけです。
セクハラを除くはハラスメントの多くは、表現を変えるだけでハラスメントでなくすることは可能かもしれません。
でも、これはハラスメントをする側がそのことに気づき、注意しないといけないわけです。
しかし、普通に話しているだけなのに、ハラスメントと取られてしまう。
中にはそんな方もいます。
これは本人の持っているエネルギーが高圧的に感じられたり、攻撃的に感じられたりするところがるわけです。
あと、怒りの扱い方がうまくない人も、何気ない発言でハラスメントと取られてしまうこともあります。
後は方言ね。
方言って、自分が話している分には何も感じないわけですが、地方の人が聞いたら、すごく攻撃的に聞こえたり、威圧感を感じたりする方言もあったりするわけです。
もう一つ
上記のこととは一切関係なく、心に余裕がないと、人に対して攻撃的になりますので、これもハラスメントと認識される場合もあります。
自分の表現が相手にどのようにとらえられているのか。
そこを推し量ることができなければ、誰かに対してハラスメントをしている可能性がある、ととらえていいかもしれませんね。
権威を持てば持つほど。
人に対する影響力が強ければ強いほど。
自分の表現には細心の注意を払ったほうがいいかもしれませんね。