2021.2.17 心理学講座 リーダーシップの進め方の違い
以前何かで見た話なのですが、日本企業とアメリカの企業の違いというお話です。
日本企業は、新しい技術を生み出した時、それが完全に問題を解消した段階で商品として世に出す。
アメリカ企業は、新しい技術を生み出した時、まず市場に商品として出し、様々な問題点をお客様からの声の形でもらい、それを修正して商品を作り上げていく。
アメリカ企業の利点は、最新技術をいち早く市場に出せることであり、日本企業の利点は、商品あ出来上がったものを市場に出せるため、トラブルが少ないことにあります。
利点があれば、欠点があるのはあたりまえ。
アメリカ企業は、問題が多すぎたらリコールになりかねないし、日本企業は、商品化までに時間がかかりすぎ、技術が古いものになってしまったりします。
で、なんでこんな話をしたのかというと。
これって、リーダーのプロセスの進め方にも当てはまるなぁ、と感じたんですよね。
より完成度の高いものを作ってから世に出すのか、まず世に出してからどんどん修正をかけていくのか。
私たち日本人としては、前者のほうがなじみがあるわけです。
が、中には後者を進めるリーダーもいるわけで。
それについていくのは、なかなか大変かもしれません。
たとえるなら、本を出版するのに、完全に出来上がってから大量部数印刷して出版するのと、一章ずつ出来上がるたびに付け足し、少量部数ずつ出版するような違いかもしれません。
ま、後者の形の出版物って、まずありませんけどね(笑)
どのやり方がいいとか、そういうのはないんですよ。
リーダーの考え方と、重要視する部分の違いなのでしょうね。
完成度重視なら、出来上がりの良さをとにかく重要視しますし、スピード重視なら、やりながら組み上げていく。
車を完全に完成させてから店頭に並べるのか、部品を輸送中に組み上げていき、店頭に並んだ段階で完成させるのか、くらいの違いかもしれませんね。
ま、どちらにせよ、楽な道ではないわけですよ、ほんと。