2020.9.5 心理学講座 ハートブレイクについて
ハートブレイク
皆さんはこの言葉を聞いて、なにをイメージするでしょう。
失恋?
そう考える人は多いと思います。
もちろん失恋もあるのですが、カウンセリングでこの言葉を使うとき、私は以下のように定義しています。
ハートが壊れてしまうくらい衝撃的な出来事。
それは失恋もそうですし、大切な人やペットを亡くしたり、小さいものだと財布を落としたり、ちょっとしたミスをしたり、叱られたりしても、ハートブレイクは怒るわけです。
ハートブレイクは、大きく二つに分けられます。
一つは、未来への継続性がなくなった時。
失恋がわかりやすい例ですが、彼氏、彼女と別れてしまうと、二人で幸せになる未来というのは無くなってしまいます。
この「無くなってしまう未来」の喪失感が、ハートブレイクになっていくわけです。
もう一つはハートが傷つくことで、叱られたり裏切られたりすることで、心が傷ついてハートブレイクになっていくわけです。
この二つに共通することは、心が傷つくことにあるわけですが、実はそれだけではありません。
これは喪失感と深い関係があるのですが、「祭りの後」というのも、ハートブレイクを感じているわけです。
例えば、友達とすごく楽しい時間を過ごしたとします。
しかし、お互い自分の家に帰る時間がやってきてしまいます。
楽しい時間を過ごした分だけ、その楽しい時間が「終わる」ことが寂しくなります。
これもまた、ハートブレイクの一つなんですよね。
何かが終わる時に感じるかもしれない「ハートブレイク」。
皆さんも、実は感じたことがあるかもしれませんね。