2020.9.10 心理学講座 デモデモ星人から抜け出す方法
誰だってデモデモ星人になる可能性を持っています。
なぜなら、みんな愛情がほしいからです。
ただ、「愛情が足りない」とか「愛情を与えてくれない」とか、中には無意識が「今愛情が枯渇していて、どうしても愛情のエネルギーが必要だ」なんて時もあるかもしれません。
理由はどうであれ、「愛を求めている」というのが、デモデモ星人の変化してしまう一番の理由です。
しかし、何度も書きますが「自分の欲しい形」以外の愛情は、全く見向きもしません。
私がよく使うたとえですが、例えば、皆さんがある日突然「お寿司が食べたい」と思ったとします。
お寿司が食べたい、お寿司が食べたい、あ~とにかくお寿司が食べたい!
何が何でもお寿司が食べたい!
そしてあなたは、家族やパートナーに連絡します。
「お寿司が食べたい!」
家族やパートナーは「わかった」といって、家に帰ってきました。
持って帰ってきたのはちらし寿司でした。
さて、多くの方は、ちらし寿司を買ってきてくれた家族やパートナーに、何て言いたいでしょう?
お寿司といわれて、握り寿司を想像した人にとっては、ちらし寿司だとがっかりするかもしれませんよね。
「これじゃない!」
といってしまうかもしれません。
では、ちらし寿司を買ってきてくれた家族やパートナーは、あなたに愛情を持っていないのでしょうか?
違いますよね。
愛情があるのはわかっているんです。
ただ、それが「握り寿司」ではなく「ちらし寿司」だっただけ。
つまり、自分がほしかったものと違っていただけなんですよね。
人は、全く無意識に、自分が求める愛情を与えてもらえないと、愛情と認めない部分があるわけです。
それ以外は、何を与えられても満たされない。
だから「デモデモ星人」になる。
デモデモ星人から抜け出す方法は、当の本人が「求めている愛情」に気づき、求めている形以外の愛情を、たくさん与えられていることに気づくことにあります。
つまり「気付く」ことが、デモデモ星人を辞めるただ一つの方法といえるでしょう。
欲しい愛情を与えれば、デモデモ星人を辞められるのでは?
ある意味正解です。
しかし、これは一時的なもので、またすぐデモデモ星人に戻ってしまいます。
なぜなら、「このやり方なら、ほしい愛情を与えてくれる」ことを学習してしまうからです。
つまり、やめないわけですよ。
ですので、気づくこと以外に、デモデモ星人を辞める方法はない、となるわけです。
すると、デモデモ星人に出くわしてしまったら、気づいてもらうために努力するか、誰かに任せるか、とことんまで付き合うかの選択にあります。
もちろん、関係を絶つのも、無視するのも方法としてはあります。
それで、気づいてくれさえすればね。
最後におまけですが、社会的な成功者の多くは、自分自身は強烈なデモデモ星人なくせに、デモデモ星人を相手にしません。
ま、もしかしたら、それは私の偏見かもしれませんけどね(笑)
以上、
デモデモ星人の心理とは
これにて終幕となります。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。